私は32歳のサオリです、普段は事務として働いています。
姉ががんの化学治療を始めるので、脱毛を気にして医療用かつらを探していました。
しかし、多くの会社があって何を見れば良いのか、どこで買えば良いのか、いくらぐらいなのか、
気になる事がたくさんあったので私なりに調べてみました!
医療用かつらとは、抗がん剤治療の副作用や、円形脱毛症などの病気による脱毛で、お悩みの方に向けたウィッグのことを言います。
一般のおしゃれ用のウィッグとは、目的が異なります。
おしゃれを目的にしたウィッグは、通気性が悪く、長時間の装着には向いていません。ですが、医療用かつらは、治療中の脱毛期間に継続して装着する事を想定して作られているんです。
医療用かつらの特徴は、以下のようなものがあります。
- ■ 通気性が良い
- 通気性の良い素材や、人毛を手植えするなどの方法で通気性を高めています。
毎日の装着でも、頭皮に負担にならないよう工夫されています。
- ■ 分け目が自然
- 人工頭皮などを用いて、ウィッグをかぶっている事が、分からないよう工夫されています。
- ■ 肌に優しい素材
- 治療中、敏感になっている肌でも刺激を感じにくいよう、軽くて柔らかい素材を使用しています。
- ■ 毛量の変化に対応できる
- 治療の経過によって、変化する毛量に合わせてサイズ調整ができるようアジャスターが取り付けられているんですよ。
このように、医療用かつらは、脱毛によるストレスを軽減し、治療に専念できるような工夫がされています。
※ 質の悪いウィッグを高額で販売している場合もあります。その他、安いウィッグには、質の悪いものもあるので、ウィッグ選びには十分に注意するべきでしょう。
- メリット
- デメリット
- 人毛のメリットは、何といっても見た目の自然さです。手触りもよく、自毛との馴染みも良いです。
さらに、人毛は、好みに合わせて、カラーやスタイリグを施すことが可能です。 - 人毛のデメリットは、まずメンテナンスが必要な点です。
自毛と同じように、シャンプーやケアをする必要がありますし、太陽光を浴びすぎると、色あせしてしまいます。
他には、「人工毛よりも重い」「形が崩れやすい」「濡れた時に、乾きが遅い」「価格が高い」等があります。
- 人工毛のメリットは、価格の安さと種類の豊富さです。日差しによる色あせにも強く、人毛よりは、比較的手入れも楽です。その他、耐熱用のウィッグであれば、コテやアイロンを使ってスタイリングする事も可能です。
- 人工毛のデメリットは、質にもよりますが、光沢が不自然だったり自毛と馴染みにくいといった点です。
基本的に、合成繊維でできているので、静電気が起きやすくゴワゴワになりやすいです。
- ミックスのメリットは、人毛の自然さと、人工毛の扱いやすさを合わせ持っているという点です。見た目も自然なものが多く、比較的安価で種類も豊富!
ボリュームを出しやすく、カラーやカットなどのスタイリングも可能です。
人毛と人工毛のメリットとデメリットを、考慮して作られているので、バランスが良いという特徴があります。
- デメリットは、人毛に比べると、通気性が劣る点です。
人毛と人工毛の割合にもよりますが、人毛部分の色あせや、人工毛部分のごわごわなどが挙げられます。
- 好きなスタイルの物を選択し、購入する方法です。
既にスタイルが仕上がっているので、装着だけでいいので手軽に手に入れることができますし、オーダーするよりも、安く手に入れられるというメリットもあります。
しかし、自分の頭の形に、フィットしないなどの違和感を感じる場合があります。
- 医療用かつらは、レンタルも可能なんです。
一定期間の使用目的であれば、高額のものを購入するよりも安いです。面倒なメンテナンスを行う必要がないのも、メリットの1つ。
しかし、試用期間が長引く場合は、購入した方が安く済む場合があります。
レンタルは既製品なので、フィット感が悪いなどのデメリットもあります。
自分の頭の形に合わせたサイズ、希望通りのカラー・スタイル・髪の長さのウィッグを注文する方法です。
思い通りの仕上がりを実現できるので、こだわりの強い方には、おすすめですよ。
しかし、一から製作する為、納期までに1カ月以上かかったり、値段も高額になりがち…
ベースとなる既製品を選び、サイズ・カラー・スタイル・髪の長さなどの希望に合わせてスタイリングしてもらう方法です。
既製品よりもフィット感があり、自然な仕上がりで、フルオーダーよりも、納期が短く比較的安価で手に入れられます。
- 抗がん剤治療中の方は、抗がん剤による副作用で髪が抜け始めます。
購入時期に一番適しているのは、この治療を始める前です。
自毛とウィッグの質感を比較できる上、スタイル選びもしやすいんですよ。
治療が始まると体力的にも難しくなるので、治療を始める前の体調が良い時に購入することをおすすめします。
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アドバイザーの対応が良い
販売店での購入のメリットは、アドバイザーが直接、相談に乗ってくれるという点です。
以下のような事に気をつけて、良いアドバイザーがいるお店を選びましょう。- 病気への理解がある(進行の状態で、毛髪の量が変化する事や、体調など考慮してくれる。)
- 頭の形や、サイズを測り、細かい希望まで相談に乗ってくれる。
- 経験が豊富である。
- 装着の方法や、お手入れの方法などの説明がしっかりしている。
購入後のアフターケアがしっかりしている
補修や、メンテナンスなどのアフターケアがしっかりしている販売店を選びましょう。
販売店での購入は、ネットで購入するよりも、高額になりがち…。
しかし、初めての購入で不安な場合でも、アドバイザーに相談しながら購入できるというメリットがあります。上記のような点に、注意して購入する販売店を選びましょう。
-
返品・交換などの対応がしっかりしている
インターネットの画像では、質感や着け心地が分かりにくいです。
サイズ交換などに対応しているかは、購入前に確認しておきましょう。
(無料試着サービスなど、便利なサービスを行っている会社もあるようです。)仕様が事細かに書いてある
インターネットでは、手に取って選ぶことができません。
以下のような仕様を、書いてあるものを選ぶか、もしくは、問い合わせるなどして選ぶと良いでしょう。- サイズ調整が可能か
- 毛の種類
- お手入れの方法
- 人工肌の有無
- 手植えなど、生え際が自然かどうか
画像が多いものを選ぶ
インターネットでは、写真の印象に騙されがちに…。
正面以外にも、分け目や、後頭部、生え際のアップなどの画像があるものがおすすめ!
- 自毛がある場合は、自毛をウィッグ専用のネットでまとめます。
- 前から後ろへ、ウィッグをそっと頭にかぶせます。
- ウィッグを下に引っ張り、深くかぶります。
- ウィッグ専用のブラシでブラッシングをします。
- 手ぐしで、自然に見えるように調整します。
自毛は、ネットできれいにまとめた方が、仕上がりが綺麗になります。
さらに、襟足部分まで深く、しっかり被って下さい。
そうしないと、しっかりフィットしにくいですし、見た目にも違和感がでてきます。
他に、オーダーのウィッグには、毛髪の量に合わせてサイズ調整が可能なアジャスターがついている場合があります。
アジャスターのタイプもいくつかあるので、付属の説明書を参考に調整しましょう。
※ちゃんと、装着しているのに、浮いて見えたり、フィットしない場合は、サイズが合っていない可能性があります。その際は、購入店舗に相談しましょう。
- ウィッグ専用のブラシで軽くとかして、スタイルを整えます。
ブラシを少し濡らすと、静電気防止になります。
- シャンプーの時と同様に、ぬるま湯にリンスを溶かし、ウィッグを1〜2分浸した後に、きれいな水ですすぎます。
- ウィッグの内側を軽く霧吹きで濡らしてから、ブラシングします。
次に静電気防止専用のスプレーをかけて、もう一度ブラッシングします。
こうすることで摩擦や絡みを防ぎ、痛むのを防ぐことができるんですよ。
- まず最初に、ブラッシングして、絡んでいる部分をほぐします。
洗面器もしくは、洗面台にぬるま湯をため、そこにシャンプーを2、3滴入れて、少し泡立つくらいまでかき混ぜます。
泡立ったらウィッグを浸し、1〜2分放置して、2〜3回、優しく押し洗いした後、きれいな水ですすぎましょう。
- タオルで、包むように水気をとった後は、陰干しをします。直射日光の当たらない、風通しの良い場所に干してください。ぶら下げると、型が崩れる場合があるので、型崩れ予防にウィッグ用のスタンドを使用する事がおすすめです。
医療用かつらのお手入れは、種類によっても若干異なるので注意してください。
人毛が使われているものは、特にデリケートなので、シャンプーやスタイリングなどのお手入れを欠かさないようにしましょう。
人工毛や、ミックス毛は、合成繊維の種類や、人毛と人工毛の割合による違いがあります。説明書を読む、読んでも分からない場合は、購入店舗に直接問い合わせましょう。
- 試着
- かつらの購入において、皆様それぞれの予算があると思います。
各社に問い合わせた参考価格を元に、満足のいく値段設定かどうか比較をしています。
- 試着・即納の有無
- その人の地毛に見えるウィッグに仕上げるためには、やはり直接着けてみることが欠かせません。
試着の対応してくれるのか、即時入手できるのかどうか、その内容や仕上がりの満足感も合わせて比較しています。
- カット仕上げ
- ウィッグが似合うかどうか、自然に見えるかどうかの満足度は、カットの仕上げにもかかっています。
希望通りのスタイルに仕上げてもらえるのかどうかをヒアリングして比較しています。
- 毛質
- 見た目の自然さのためには、毛の質も重要です。不自然な反射やお手入れの手軽さなど、各社で使用されている毛の質についても比較しています。
- 接客・アフターケア
- 医療用かつらを購入するのは、女性にとってデリケートな問題ですし、お手入れやアフターケアによって寿命も変わってきます。
各社スタッフの接客、購入後のフォローにどのようなものがあるかついても比較してみました。
こちらのサイトの情報は参考になりましたでしょうか?
私は色々納悩みましたが姉にぴったりのウィッグを見つける事ができました!
このサイトでご紹介した以外にも、たくさんのかつらメーカーさんが
ありますので、ご自分の住んでいる地域、ご予算、納品までの日数など
様々なじょうけんからピッタリの医療用かつらを選べる事を願っています!
こちらのサイトの情報が少しでもあなたのウィッグ探しの手助けになれば幸いです。