パーマは髪を傷めるか?化学的にみる毛髪の損傷

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ミイラや古い仏像の中から毛髪が多く見つかっていますが、毛髪とは長い年月にも耐える強さがあります。強度もかなりあり、髪の毛で何トンもの物をひっぱる力があると言います。

そんな強い毛髪ですが、パーマをかけるとどれくらい傷むのでしょうか?化学的に検証してみました。

パーマはどうしてかかるの?

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パーマをかける時、ロットで巻いた後、薬液を何回かかけますよね。

あれは、毛髪の長軸に沿って走る毛皮質の繊維の横の繋がりを第一液で切断、作りたいデザインにしたら、第二液で復元させているのです。

結合しているものを、切って再び繋げる訳ですから、かなり強力な還元剤と酸化剤を使っています。毛髪だけでなく、頭皮にも強い刺激を与えると考えていいでしょう。

パーマで髪は傷む?

結論から言えば、傷みます。

現在ではいろんなパーマの方法が出てきていますが、薬液を使い、髪を引っ張り、巻いたり、熱を加えたりして毛髪にも頭皮にも負担をかけていることは間違いありません。実際に頭皮が赤くなる人がいるようですが、ほとんどの場合一過性です。

また、オーバータイム、phの上昇、ロッドを巻く際の力の入れすぎなどで、毛が切れてしまうなどの事故が、年に5〜6回は報告されているそうです。

どうしてもパーマをかけたい場合は、なるべく間隔をあけるなどして、毛髪と頭皮をいたわりましょう。

ヘアダイは髪が傷む?

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染毛剤も、現在ではいろんなものがありますが、特に酸化染毛剤のことをヘアダイと言っています。これは主成分に激しいアレルギーを起こす人がいるので、自宅でやる場合にはパッチテストを行ってください。

もちろん、アレルギーが起こらなかったからといって、髪や頭皮を傷めない訳ではありません。髪の色を化学的に染めるのですから、刺激もあるし、乾燥もまねきます。

美容室ではオーガニックなどより自然に近い方法がありますので、相談してみるといいですね!

パーマや髪を染めることが、即薄毛に繋がるということではありませんが、施術の際に引っ張ったり薬品を付けたりすることで、毛髪だけでなく頭皮も傷つけていることは確かです。

気になる方は、サロンなどで相談してみましょう。

※参考文献「毛髪科学最前線」

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