さてこのシリーズも最後の段階になりました。ここまで脱毛症になった人の心の動きを見てきましたが、第四段階で覚えた怒りとパワーは、どこへ向かうのでしょうか？
第五段階は「再スタート」です。どの方も新しく再スタートが切れるよう応援します。
敵意の先には？
最初の衝撃、防衛機制、最初の気づき、敵意と段階を追ってきましたが、最後は「再スタート」です。ここまできて敵意を抱いた先は、どうなっていくのでしょう。
敵意の先には、二つの可能性があるといいます。
その一つは「無力感」や「むなしさ」です。少数派ではありますが、この段階で無力感やむなしさを感じてしまった場合は、専門家による心のケアが必要となるでしょう。
そして大多数の人は、この激しい怒りを行動へ結びつけていきます。脱毛症に負けるもんか！という強い意志を持ち、脱毛症を受け入れることでうまくつき合っていこうと考えるのですね。
これでようやく、「再スタート」の場に立てたという訳です。
新たな行動を起こす
複雑な感情を乗り越えて「再スタート」まで来ると、実際に人生を立て直すために行動をしはじめます。一度落ちたことで、解き放たれた気分になる人もいるでしょう。
起こす行動は、人それぞれ違います。治療法をあれこれ探してみたり、食事療法やサプリメントの摂取、またはカツラや植毛といったことを試す人もいるかもしれませんね。
しかし、そのどれもが正しい知識の上に成り立たなければ、無駄な努力になりかねません。何か行動を起こすのは、その人が覚悟を決めたという素晴らしいことですが、知識があれば尚一層強い再スタートが切れますね。
脱毛体験で人生に自信
髪のあるなしによって、自分の価値は何も変わらない。そのことに気づき、覚悟したことによって「人生にはもっと大切なことがある」と決心して歩きだします。
すると、人の痛みがわかるようになったり、人間的に成長したり、強くなったり感じるといいます。
外見にとらわれることなく、より強い自分を持ち、新しい人生に自信が持てるようになるのですね。
脱毛症は人生の一大事ですが、乗り越えることで人生に輝きがますのかもしれません。
今は苦しくても、きっと乗り越えられると信じてみてくださいね！
脱毛症の第五段階、いかがでしたか？辛く苦しい出来事も、段階をきちんと経ることでより強く自信のある人生を送れるようになる可能性を秘めているのですね！
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