シリーズ①脱毛症は人生にどう影響する?状況に適応する5つの段階〈第一段階〉

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一言に脱毛と言っても、男性型脱毛症や円形脱毛症、妊娠出産によるもの、急激なダイエット、病気によるもの等々、さまざまな症状や種類、状況があります。

しかしどの場合でも脱毛は精神的にも社会的にも大きな影響があります。脱毛症に適応するための5つの段階を、段階を追って説明します。

脱毛症に適応する5つの段階とは?

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まずは、脱毛症という大きな問題に直面した時、その困難な状況に適応していくためには5つの段階があるとされています。

それは、

①最初の衝撃
②防衛機制
③最初の気づき
④敵意
⑤再スタート

という段階です。これは脱毛症に限らず、慢性病や身体障害への適応に関する理論でもあります。今回は、この第一段階「最初の衝撃」について詳しく見ていきましょう。

「最初の衝撃」とは

自分の脱毛に気が付いた時、不安で仕方ないと思います。どうして?何か悪い病気?全部抜けてしまうの?と、最悪なケースを考えてしまいます。

そして、将来の自分の外見や人からどう思われるかを心配します。絶望感に襲われ、人の目が気になって疑心暗鬼になり、社会的な活動ができなくなる人さえいます。髪の存在は、それほどまでに人生に大きな影響を与えているのですね。これが最初の衝撃です。

そこで、多くの人は脱毛について必死に調べ、皮膚科を受診します。医師から症状や病名、治療法を聞くとホッとして落ち付きを取り戻します。将来の見通しがまた立ったおかげで、目標を持って歩き出せるのだといいます。

歪んだ考えに取り憑かれないために

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このように、最初の衝撃を受けても、正しい知識を持ち、医師から治療法があることを聞くと、立ち向かっていくことができますが、脱毛そのものに意識を集中してしまうと、歪んだ考えに取り憑かれてしまいます。

たとえば、抜け毛の数がやたら気になったり、頭皮を必要以上に気にしたりするのですね。そして治すためにシャンプーの回数を極端に減らしたり、自分でシャンプーを作ったり、ストレスを受けないために社会生活を一切断ったりといった、不合理な行動に走るのです。

正しい知識があれば、目標意識を持って正しく抜け毛のケアができます。自分1人で思い悩まず、正しい情報を仕入れ、医師への相談をしましょう。

今回から、脱毛症に対する精神的な理論を段階を追ってシリーズでお送りします。次回は「第二段階」です。

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