男性型脱毛症の「症状」「原因」「手当て」

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毛周期については何度か述べてきましたが、これが脱毛にかなり関係があることはわかってきましたね!

では、特に「休止期毛性脱毛症」と区別されているものの中から、今回は男性型脱毛症についてご紹介していきましょう。

男性型脱毛症の症状

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早い人はなんと17歳くらいから脱毛し始めるという、男性型脱毛症!

前頭部から頭頂部にかけて薄くなるのが特徴で,40から50歳くらいの更年期あたりから急に脱毛しはじめる方もいます。脱毛の初期には比較的長くて太い毛が抜け、驚くこともあるでしょう。

進行すると細い短めの毛に変わり、さらに進むとうぶ毛のような軟毛になり頭皮が光ってみえたりします。髪は薄くなったのに、体毛やひげなどが濃くなったりすることもあります。

男性型脱毛症の原因とは?

遺伝によるところが大きいのですが、体内の男性ホルモン「テストステロン」を還元する酵素を多く持ち合わせているか、その活性が高い人がなりやすいとされています。

遺伝が関係しているのは、この「体質」であるということころですね。

テストステロンを還元する酵素「5αリダクターゼⅡ」が多いと、毛母細胞で働き、「5αジヒドロテストステロン」を作ることで、ペントースサイクルやリン酸サイクルを狂わせてしまいます。

代謝調節に重要な酵素の活動を低下させ、「アデノシン3リン酸」の産生を少なくしてしまうため、毛髪タンパク質がエネルギー不足になるというメカニズムです。

少し難しいですが、ものすごく簡単に言うと、

男性型脱毛症とは、だんだん毛が作れなくなる疾患

だということです。

男性型脱毛症の手当ては?

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皮脂腺の働きを活発にする男性ホルモンの影響を受けている疾患なので、頭皮は皮脂の分泌がさかんになり脂っぽくなります。

ですから、まずは洗髪をこまめに行いましょう。
頭皮の常在菌の中には、この皮脂が大好物なマラセチア・フルフルなどがおり、皮膚を刺激することによって炎症などを起こす原因ともなってしまいます。

おすすめは、毎日1回のシャンプー、少なくとも2日に1度はシャンプーしましょう。

第2に、血液の循環をよくし、毛乳頭から毛母細胞へ栄養が行くようにすることです。血行促進作用のある育毛剤や、マッサージ、スチーマー、赤外線ランプの照射、ブラッシングなど、方法は色々あるようです。

遺伝によるところが大きい疾患ですが、最近では女性も多い男性型脱毛症。見た目に大きく関わるため、非常に気になるところです。

できるだけ正しいケアをし、増えるまではいかずとも、進行を止めるくらいは可能だと信じ、一緒にがんばっていきましょう!

※参考資料「毛髪の科学と診断」

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