いくらいい治療薬が開発されたとはいっても、やはり円形脱毛症にならないに越したことはありません。
脱毛を隠すためのウイッグや帽子を認めない学校もあるそうで、脱毛外来では患者さんが涙を流すことも…。
そうならないために、日常で気をつけるべきことをご紹介します。
規則正しい生活をしよう
ウイルス感染や疲労が円形脱毛症の原因であると考えられていることはご承知の通りです。
そのためには、なるべく疲れを溜めないように無理をせず、睡眠と休養を充分に取ることが大切です。
そうすることで、免疫力の低下を回避し、風邪をひきにくい身体をつくるからです。
亜鉛や鉄分を摂る
わたしたちの身体は、食べたものでできています。暴飲暴食や偏った食事、時間がまちまちなど、食生活の乱れは、いずれ健康を壊すことになってしまいます。
そのままでは、円形脱毛症だけではなく、別の病気にもなってしまいますよね。
特に髪の毛には亜鉛や鉄分が大切なので、バランスのより食事の中に、これらを積極的に取り入れましょう。亜鉛は牡蠣などの貝類、鉄分は肉類に多く含まれますので、意識してメニューに入れるようにするといいでしょう。
影響のないもの
ウワサで「毛に悪い」と言われているものでも、実はそうではないものもあります。
それが帽子やヘルメット、そしてヘアカラーや縮毛矯正など。
しかしながら、これらは円形脱毛症にとって直接の原因ではないかもしれませんが、頭皮や毛髪の環境としてはありがたくありません。
頭皮や髪を大切にする、という意味では、むやみに乱用するのは避けたいものです。
シャンプーもできるだけ合成界面活性剤の入っていない洗浄力のマイルドなものを選び、抜けることを避けてあまりシャンプーしないのではなく、1日か2日に1回はシャンプーして頭皮を清潔に保ちましょう。
ヘルメットや帽子のせいで円形になるというのは、迷信だったのですね!そして身体が健康であることが、何よりの円形脱毛症の予防であるということ。規則正しい生活、バランスのとれた食事は最強ですね!
※参考文献「薄毛の科学」
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