正しいヘアケアの第一歩は、正しいシャンプー選びと言っても過言ではありません。自分の頭皮の状態や髪質にちゃんと合ったものを使わないと、頭皮や髪はかえってダメージを受けてしまいます。正しいシャンプーの選び方をご紹介します。
シャンプーのタイプ
市販のシャンプーのパッケージには、タイプが表示されていますね。どれを選べばよいのか、そのタイプの分類内容をみてみましょう。
・ノーマルタイプ…頭皮が適度に潤った健康な髪
・ドライタイプ……頭皮の皮脂が多く、油っぽいベタつく髪
・オイリータイプ…頭皮が乾燥しやすく、髪がパサつく
このように大きく分類されているのですね。オイリータイプは余分な皮脂を落とすために洗浄力を高める成分、ドライタイプは脂分を補うため成分が配合されており、それぞれに異なるのです。
タイプの表示がわかりにくいものもありますが、「しっとりタイプ」はオイリータイプ、「さらさらタイプ」はドライタイプに分類されていることがほとんどです。
合わないシャンプーを使うとどうなる?
例えば、ドライタイプの人がオイリータイプのシャンプーを使ってしまうと、どうなるでしょうか?
元々乾燥しがちな頭皮が、強い洗浄力のシャンプーのせいでますます乾燥し、フケが出やすかったりかゆみが出たりと、頭皮のトラブルをまねいてしまいます。逆に、オイリータイプの人がドライタイプを使うと、過剰な皮脂が取りきれず、余計にベタベタしたり、脂漏性脱毛に繋がってしまうでしょう。
このように、合わないシャンプーはせっかくの洗髪を逆効果にしてしまいます。香りや使用感だけで選ばず、自分の頭皮や髪の状態に合ったものを選びましょう。
目的別のシャンプーとは?
その他にも、シャンプーにはダメージケアやスカルプケアという目的別の成分を配合したものがあります。
ダメージケアとは、傷んだ髪に配慮したもので、強い洗浄力を使わずマイルドなものです。スカルプケアはフケやかゆみのある頭皮に配慮し、ジンクピリチオンという最近の増殖を抑えるための殺菌剤が配合されたものが中心となっています。
他にも、モイスチャーシャンプー、プロテインシャンプーなどといったものもありますが、これは毛髪に潤いを与える目的があり、湿潤剤が配合されています。
季節や冷暖房、パーマやカラーリングなどで、同じ人の髪でもいつも同じ状態ではありません。注意深く自分の状態を確認して、使い分けることも大切です。
220