ドラッグストアやネットストアで販売されているヘアケア商品は、どれを選んでいいかわからないほど、数多く溢れています。では、正しいヘアケアとは、どうしたらいいのでしょうか?まずは自分に一番合うシャンプー剤を選ぶことが第一歩です。
正しいヘアケアとは?
答えから言うと、正しいヘアケアは、正しいシャンプーでしょう。毛髪は皮膚の一部ともいえるもので、皮膚の角質や爪と同じように「ケラチン」というタンパク質でできています。ですから、水分が失われて乾燥すると、ダメージを受けやすくなってしまいます。
それを防ぐために毛包についている皮脂腺から皮脂を分泌し、毛髪の水分が蒸発するのを防いでいます。またそれが、毛髪の光沢としなやかさも保っているのです。
しかし、皮脂は2〜3日でほこりによって汚れ、頭皮の常在菌が繁殖したり酸化したりして頭皮の刺激物質になってしまいます。こうなると、毛髪は健全に発育しないので、シャンプーが必要となってくるのです。
自分に合うシャンプーを見つける
このように、頭皮や毛髪のしくみから、シャンプー=清潔ということがわかると思います。ほこりや古くなった皮脂を洗い流し、キレイにすること、そして、シャンプーによって失われたものを補うことが必要です。
まず、汚れや皮脂を取るのはシャンプーですから、自分の頭皮が脂性かフケ症か敏感性や荒れ性かで判断していきます。
しかし、どのタイプの人でも、過剰な合成界面活性剤が入ったシャンプーはおすすめしません。なぜなら、皮脂や頭皮の常在菌を、必要以上に取りすぎてしまうからです。
また、清潔にしたいからといって、洗いすぎにも要注意です。皮脂や常在菌を取りすぎてしまうと、頭皮が乾燥することになり、逆に過剰に皮脂が分泌されたり、毛髪にダメージを与えることになってしまいます。
シャンプー後のケアは?
では、シャンプーで失われたものを補うには、どうしたらいいかというと、トリートメントが必要な場合があります。健康な髪に使う必要はないと考えますが、毛髪はすでに死んでいる細胞なので、ダメージを受けると自分の力で元に戻ることはできません。ですから、傷んだ部分には同じような成分の補給が必要ということです。
しかし、トリートメントが頭皮につくのはよくありませんので、毛髪部分にだけつけてよく洗い流しましょう。
最近は、乾いた髪に使う洗い流さないタイプのトリートメントやヘアクリームもあります。ご自分の毛髪のタイプに合うもの、できる限り合成界面活性剤の使用がないものをおすすめします。
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