シャンプーをしすぎると、合成界面活性剤によって皮膚常在菌が死滅し、皮膚バリアを破壊されるために乾燥し、余計にフケが増えるお話はしましたね。
では、脂性のフケはやはりシャンプーした方がいいのでしょうか？
洗いすぎで脂性に？
そもそも、脂性肌の原因が洗いすぎにあることがあります。それは、脂性肌を気にしすぎて何度も洗うことで、肌は「もっと皮脂を出さなきゃ」と思い、余計に脂性肌になってしまうのです。
特に合成界面活性剤が使用されたシャンプーは、洗浄力が強いため、汚れはきっちり落としますが、必要な飛島で根こそぎ落としてしまうため、皮脂は過剰に分泌されてしまうのです。しかもくり返すことで皮脂腺が発達するという悪循環に陥ってしまいます。
脂性肌なのに洗ったらフケが増える？
脂性肌のフケは、マラセチアというカビ菌が増加することで起こります。マラセチアは皮脂や湿度の高い環境が大好き。合成界面活性剤で頻繁にシャンプーしていると、カビの繁殖を防いでくれるはずの皮膚常在菌がいなくなるため、過剰に分泌される皮脂によってマラセチアにとってさらによい環境になってしまうのです。
つまり、常在菌を殺してしまう合成界面活性剤入りのシャンプーで洗いすぎると、フケが減るどころか増える危険性があるということです。
どんなシャンプーを選べばいいの？
フケ用のシャンプーも販売されていますが、成分をよくみて、合成界面活性剤が大量に使用されていそうなシャンプーは避けましょう。特に「ラウリル硫酸〜」「ラウレス硫酸〜」といった「硫酸系」のシャンプーはおすすめできません。
また、「低刺激」「無添加」といった言葉に惑わされて、成分表をよく見ないと、それらの合成界面活性剤が入っているということもあり得ます。自分に必要なシャンプーはどんなものか、またシャンプー自体が何のために必要かをよく知り、考えてみましょう。
脂性肌だからと、洗いすぎると余計にフケが増えるなんて驚きですね！
合成界面活性剤の怖さを感じます。正しい知識が必要ですね！
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