日本人はTVや新聞など、マスコミの言うことに惑わされやすいと言います。
日々TVから流れるコマーシャルの台詞に、ついつい踊らされ、本当のことのように思い込まされてしまっているかもしれません。
そのシャンプーは、本当に髪に必要かどうか、古代からの歴史を振り返ってみましょう。
江戸時代以前の髪のお手入れ法
平安絵巻には、身長より長い髪を後ろにたなびかせた女性がよく描かれていますよね。古代から「女性の長い黒髪は美人の証」とされてきました。
しかし、当然シャンプーなどない時代ですから、そのお手入れ法はといえば、くしで梳くことで汚れをとり、油でツヤと香りをつけることだったようです。
つまり、洗髪などする習慣はないということですね。これで十分に美しい髪が保てていたという訳です。
江戸時代に洗髪するようになった?
江戸時代の女性の髪型といえば、日本髪です。これには油をたっぷりつける必要があり、この油を落とすために洗髪をするようになったと言われています。
洗浄料としては、ふのりや米ぬか、小麦粉などを使っていたそうです。洗髪するようになったとはいえ、それでも月に1度程度だったらしいのですが、頻度は身分や地域、時代によっても違っていたようです。
明治から昭和の洗髪事情
明治に入ると石けんが輸入され、洗髪にも使うようになりました。昭和初期には週1回程度の洗髪をしていたようです。シャンプーが登場したのは1950年代。それでも1970年代までは週一のシャンプーが普通だったそうです。
毎日シャンプーする習慣になったのは、この30年ほどだということがわかりますね。これにはシャンプーメーカーによるコマーシャルでの「刷り込み」が大きいと思います。
シャンプーの成分表には、合成界面活性剤がたくさん記載されています。これらが本当に髪の健康にいいのかどうか、みなさんも疑問に思いませんか?もう一度、シャンプーの必要性を考えてみましょう。
シャンプーの歴史って、意外に浅いのですね。昔の日本人は、洗髪もそんなに頻繁に行わなかったところにも、ヒントがありそうですね!
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