シャンプーと薄毛や抜け毛に関するウワサは山のようにあります。科学的に真っ当なものもあれば、まったくのデマというものもあるので、髪のケアを気にしている人は、正しい知識が必要でしょう。
今回は、シャンプーに関するウワサについて検証してみます。
安いシャンプで薄毛になる?
結論から言えば、安いシャンプーが抜け毛に悪いというのはウソ。生えてくる髪の傷みと関係がないばかりか、脱毛にも関係がありません。
なぜなら洗髪の目的とは、すでに生えている毛髪と頭皮を清潔にするためであり、頭皮から数ミリ皮膚の内側にある毛包までシャンプーの成分は届かないからです。
髪の毛を作り出しているのは、この頭皮の内側にある毛包ですから、安いシャンプーでも抜け毛につながることはないのです。つまり、抜け毛対策に高いシャンプーを使うのは意味があまりないということになりますね。
ただし、すでに生えている髪は、洗いすぎることで傷みます。なので保湿や保護成分がたっぷり入ったシャンプーが高級シャンプーやリンスということなのです。
シャンプーしすぎるとハゲる?
シャンプーをしすぎると、脂質が抜け、乾燥します。髪の毛もバサバサになる上、ドライヤーで乾かしながらブラッシングすれば、キューティクルも傷んでしまいます。
しかし、シャンプーのしすぎと脱毛はなんの関係もありません。むしろ洗いすぎや爪を立てて洗うことの方が頭皮や毛髪を傷つける原因となります。特に爪を立てて洗うと、刺激を受けた頭皮は皮膚を修復しようと分裂&増殖し、余計にフケを増やすことになりかねません。
頭皮は指の腹を使って優しく洗うこと!というのがポイントです。
シャンプーの理想的な回数は、1日置きか2日置きで十分とされています。毎日洗う場合でも、シャンプーが直接頭皮につかないよう、十分泡立ててから優しく洗い、すすぎを十分すぎるほど行ってください。
シャンプーに関するウワサ、いかがでしたか?いずれにしても、シャンプーのせいで薄毛になるということではなく、あくまでもすでに生えている髪のダメージに影響があるということですね。
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