髪の毛に関する悩みがある人は、ヘアケアにも気を使っています。シャンプーの良し悪しや回数、お手入れの方法にも詳しいことでしょう。
ただし、それは本当に科学的に正しい根拠がありますか?今回は、なんとなくみなさんが信じているシャンプーのウソホントをご紹介します。
安いシャンプーは髪に悪いの?
シャンプーの目的は、毛髪と頭皮を洗浄することです。
さて、では髪の毛はどこでできるでしょうか?
頭皮から数ミリ内側の毛包というところで作られています。シャンプーの成分は基本的に毛包までは届きませんので、シャンプーの成分がなんであろうと、抜け毛になったり髪の健康に悪かったりということはありません。
つまり、抜け毛対策の高いシャンプーはあまり意味がないということになってしまいます。
ただし、生えている毛は洗いすぎると傷みます。今ある髪を乾燥や摩擦から守るための成分がたっぷり入っているものが、高級シャンプーといえるでしょう。
シャンプーしすぎるとハゲるの?
髪は頭皮の内部で産まれています。表面に出てきている髪は、死んでいる細胞なのでもちろん洗いすぎると傷みます。ただし、イコール脱毛するということではありません。髪が傷むことと、脱毛することはまったくの別物だと考えましょう。
現代ではほとんどの人がカラーリングを楽しみ、パーマをかける人も多くいます。髪の毛の立場からいえば、わざわざ髪を傷めるようなことを、おしゃれのためにやっているのです。しかし、やはり脱毛とは関係がないので安心してください。
頭皮の脂で脱毛する?
頭皮の脂分で脱毛すると未だに信じられていますが、この説は現在は完全に否定されています。男性月脱毛症は男性ホルモンが関与して起こりますので、確かに皮脂量が増えますが、脱毛症と皮脂量との関係性はないのです。
ですから、脂分を気にしてシャンプーしすぎるのは、かえって髪の毛を傷めることになりますので、注意しましょう。
あまりに脂分が多いと「脂漏性湿疹」が心配ですが、ほぼ一時的なものです。
シャンプーの都市伝説は、ほぼ抜け毛にまつわるものでしたね!
ただしシャンプーの良し悪しは頭皮環境には関与してくるので、よく吟味して選んでくださいね!
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