俗説に「クセ毛だと薄毛になりにくい」というものがありますが、髪の質と薄毛は本当に関係があるのでしょうか？
髪の形状についてはまだはっきりと解明されておりませんが、薄毛との関係性を探ってみましょう。
クセ毛になるのはどうして？
ストレート、クセ毛、固い、柔らかい、太い、細いなど、髪の形状も人それぞれです。どのようにして髪の形状が決定されるかは諸説ありますが、毛根の形に関連がある説と、髪の成分そのものと関係がある説があります。
現在は毛根説の方が有力とされていて、毛根が頭皮の中でまっすぐになっていればストレートとなり、毛根がくびれたりゆがんだりしていればクセ毛になるというのです。
クセ毛だと薄毛にならないのは本当？
前述したように、毛根の形状がそのまま髪の毛の形状に関連していると想定されるため、髪の生えるメカニズムとクセ毛は関係がないことになりますね。
この毛根の形状というのは、遺伝的な要素ということになりますので、抜け毛との直接的な関連はありません。髪質や形状、太さ、色といった見てわかる髪の性質は、脱毛の予兆を読み取る材料となることはありますが、その性質が抜け毛の原因となる訳ではないのですね。
脱毛の原因は千差万別
このサイトでもずいぶん脱毛の原因についてお話してきましたが、脱毛の原因はストレスやかたよった食事、睡眠不足、ホルモンバランスの変化など、人の内的原因によって起こります。
しかしながら、どれかひとつだけが原因となって起こることは稀で、非常に複雑な要素がからみあっていると言えるでしょう。
脱毛の原因は完全に解明されてはいませんが、確実にいえることは、頭皮の健康が髪を育てることに必要不可欠だということです。清潔で健やかな頭皮は育毛の第一歩と心得、生活習慣から見直すことは本当に大切なことです。
クセ毛はハゲないというのは迷信のようなものなのですね。髪の健康＝頭皮の健康なので、ヘアケアのみでなく、全身の健康状態をよい状態に保つことを考えましょう。
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