白髪でも髪がフサフサな人、よく見かけますよね。白髪は抜け毛と無縁で、脱毛しないと思い込んでいる人もまた多いようです。
しかし、髪は白髪か脱毛かのどちらかにしかならないというのは間違いなのです。白髪でも脱毛するので、白髪の家系だからと安心せずに、気をつけた方がいいのです。
白髪になるメカニズム
髪の色は、メラニン色素で付いていることはご存知と思います。メラニン色素は毛皮質に含まれており、毛髪が生まれる毛根の色素細胞で作られています。これが、老化や何らかの理由で色素細胞がメラニンを作らなくなると、その毛根で作られた毛には色がない状態のまま、つまり白髪で生えてくるのです。
一度メラニン色素が作られなくなった毛根からは、次も白髪が生えてきます。白髪を抜いてもまた生えてくるのは白髪ということですね。白髪は抜いたら増えるというのも、根拠のない迷信と言えるでしょう。
色素と毛髪ができるメカニズムは別物
このように、髪の色は髪が生える時にはすでに決まっているのですね。しかしながら、髪の色と髪そのものが作られる過程は、同じ場所で行われていることでも、まったくメカニズムが違います。
髪は、白髪で生えるか黒髪で生えるかを選択したあと、さらに、寿命まで抜け落ちないか、成長の途中で抜け落ちるかが決まるという訳です。
このことから、「白髪=脱毛しない」という図式は全く成り立たないことがわかりますね。白髪になっても脱毛しないということはありませんので、しっかり脱毛対策をした方がよさそうです。
白髪にまつわる俗説
実は白髪は髪の老化現象のひとつであるということ以外、まだ何も解明されていません。白髪が気になる人は、定期的に染めていることと思いますが、染めること自体が頭皮や毛髪にもいいこととは思えませんよね。
さて、白髪は抜くと増えるのはただの俗説と言いましたが、他にも「恐怖で髪が白くなる」といった俗説もありますね。実際に経験したという人もいるので、全くのウソだとも言えませんが、白髪にしても脱毛にしても、急激な変化というのは間違いなく身体の健康と関わりがあると思われますので、自覚症状がなくても健康状態には気をつけた方がいいでしょう。
白髪でも脱毛することがあるのですね!まったくメカニズムが違うということなので、脱毛へのケアは必要なようです。
228