ブラッシングは、本当に頭皮にいいのか?科学的な根拠は?

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昔からブラッシングはヘアケアの第一歩と言われてきましたが、これは本当なのでしょうか?薄毛にいいからと、ブラッシングをよくしている人も、まったくしない人も必見の、科学的な根拠を見ていきましょう。

ブラッシングの頭皮への影響

ブラッシングは、頭皮の血行を促すとして推奨している人もいますが、実際のところどうなのでしょう?それは、ブラシの材質や形状によるところがかなり大きいです。

例えば、100円ショップで売ってあるようなナイロンブラシは、毛先を丸めるような加工が施されておらず、切りっぱなしで角があったりします。このようなブラシでブラッシングすると、当然のことながら頭皮には傷がつくことになります。

頭皮に傷がつくと、フケの原因ともなり得ますので、毛先が丸く加工してあるものを選びましょう。

ブラシの材質による髪への影響

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(社)日本毛髪科学協会の興味深い実験があります。
まず、傷んでいない毛髪をシャンプーして自然乾燥させ、何も付けずに材質の違うブラシでブラッシングしてみました。ここで観察するのは、キューティクルに傷がつくまでのブラッシングの回数です。では、実際の数を見てみましょう。

・ナイロン毛(毛先加工なし)……1000回
・ポリエチレン毛……3000回
・豚毛(猪毛)……8000回
・ナイロン毛の逆毛立て……500回

この結果を見て「え?」と驚いた方も多いでしょう。

1回のブラッシングが50回、1日に3回行うとすると、一番安全な豚毛ブラシでも53〜54日でキューティクルに傷がついてしまいます。よかれと思ってやっていたブラッシングが、毛髪を傷ついていたなんて、ショックですよね。では、どうしたらいいのでしょうか?

安全にブラッシングをするためには

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まず、ブラシの材質は豚毛が無難です。どうしてもナイロン製のものを使う場合は、毛先が丸く加工されているかどうか確認してください。

また、上の実験では自然乾燥後何も付けずに行ったブラッシングなので、ブラッシングの前にヘアオイルやヘアクリームなど、毛髪保護の被膜剤を付けましょう。何も付けずにブラッシングした場合と、かなり髪の傷み方が違ってくるそうです。

むやみにブラッシングすればいいというものではなく、洗いっぱなしの髪にブラッシングするのは危険なのですね。
頭皮と毛髪を守るため、ブラシの材質にはこだわった方が良さそうです。

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