この世に発毛剤・育毛剤と謳われている商品は何百種類とありますが、本当に効果があるのかと疑問に思っている人は多いでしょう。
日本でもミノキシジルが配合された発毛剤が発売され、絶大な人気を誇りましたが、その効果はどうだったのでしょうか？
ミノキシジルは危険なの？
ミノキシジルは元々降圧剤として開発された薬で、服用するのが通常の使い方でした。
降圧剤なので血管拡張の作用があり、ミノキシジルを飲んでいた高血圧患者の副作用として多毛が認められ、発毛剤として開発が進められたのです。
ところが、心臓が悪く血圧拡張剤を服用している人が使用すると、命の危険もあるというほどの劇薬でもあります。
ミノキシジルを使う際、高血圧や心臓などの疾患がある人は、主治医に相談してみましょう。
ミノキシジルで本当に発毛する？
ミノキシジルは、髪の毛の成長を促進する毛乳頭細胞に働きかけることで、毛周期（ヘアサイクル）を延ばすはたらきがあるとされています。
つまり、抜け毛が減るということですね。
さらに、毛乳頭細胞からできる「発毛因子」の産生を促す、毛乳頭細胞そのものを増殖させるなどの働きもあるとして、発毛を促すとされています。
しかし、根本的に脱毛の原因を除去する薬ではないため、使用をやめると効果は途絶えるのだそうです。
なが、長年つかい続けることでも効果がなくなってしまうこともあるとか。
ハゲGメン内のロゲイン愛用者も、10年間使い続け、年々効果が薄れてついに使用を中止した人もいるそうです。
女性用ミノキシジルも販売
2005年には女性用のミノキシジル製剤も発売され、薄毛に悩む女性にも大きな希望をもたらしました。
ちなみにハゲGメンのリーダーである綾小路さんは、91年にすでに手に入れ試してみたそうです。
その結果、抜け毛はちょっと少なくなりましたが、髪がボウボウと生えてくるには至らなかったようです。
発毛剤で「効果あり」と言っても、効果には個人差があり、効果があった人であっても薄毛の域を脱するとまではいかないことの方が多いようですね。
それでも試さずにはいられないハゲラーの心理、共感する人は多いのではないでしょうか。
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