フィナステリドはどんな男性型脱毛症にも効果があるのでしょうか?進行の度合いや年齢でも効果の差があるのでしょうか?
飲んでみたいなと思っている方は、ぜひこの記事を参考にして検討してみてください。
男性型脱毛症の程度による差
フィナステリドは海外のデータでは「6〜12ヶ月飲み続けなければ効果はわからない」とされていました。そこで、『専門医が語る 毛髪科学最前線』の著者である板見智氏は、自分でもフィナステリドを服用してみたそうです。
それによると、1日1錠と決められた用法に従って飲んだところ、地肌が透けていた頭頂部が、服用後8ヶ月で地肌が見えない程度に髪が濃くなっていました。
ただし、フィナステリドの効果は男性型脱毛症の進行状況が初期〜中期程度にかけての症状によく出るようで、例えばサザエさんの波平さんまで進行しているとフィナステリドの効果はあまりなくなるそうです。
それでも服用したいと希望すれば処方してはもらえるようですが、他の薬との併用や他の方法をおすすめされるかもしれませんので、専門医に相談してみましょう。
年齢による差
フィナステリドは飲み続けることで効果が得られる薬なので、効果があったとしても自分でわかりにくいという部分があります。
ですから、使用前の写真を必ず残すことをおすすめしています。
これによって、長期間の服用の効果を目で見て確かめることができるからです。
さて、フィナステリドの効果が年齢によって差があるかという問題ですが、海外の臨床試験データでは、50歳を超えていてもフィナステリドの効果は実証されているそうです。
しかし、40〜50歳の患者と、50〜60歳の患者の臨床データを比較すると、やはり若い方に効果が高いといえるようです。
なぜなら、年齢が上ということは、それだけ男性型脱毛症も進行しているからということです。
つまり、フィナステリドは男性型脱毛症の早い段階で、20歳を超えていればできるだけ早いうちに飲み始めた方が効果があるということが言えるのかもしれませんね。
フィナステリドの効果が出やすいのは、男性型脱毛症が軽度で、年齢が若い方だということなんですね。勇気を出して、早目に専門医に相談しましょう。
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