薄毛で悩んでいる人の多くが、育毛剤・発毛剤を最初に試してみるのだそうです。しかし、多くの商品の中から自分に合ったものを選ぶには、マスコミの情報に頼るしかありません。その注意すべき構造を紹介します。
マスコミ情報は信憑性に欠ける?
広告には「80%の人が発毛を実感!」「私はこれで生えました」など、わらにもすがりたい薄毛で悩む人を煽るような表現が散見されます。
そこでハゲGメンの綾小路さんが、日本最大級の雑誌検索期間「大宅文庫」で過去の育毛剤やカツラなどに関する記事を調べました。
すると、過去20年で2000件以上の掲載があり、その99%は企業よりのイメージの良い記事や広告の類いだったのだそう。
つまり、マスコミ情報が信憑性に欠ける大きな理由は、掲載されている情報が、完全に売り手サイドによるものに偏っていて、表現があいまいな点にあると推察しています。
広告は商品を売るための手段
髪で悩む人だって、広告に書かれていることは宣伝文句であり「そんなことはわかっている」と思います。
広告の文言を頭から信じて、トライしてみるという人の方が少ないかもしれません。
それでも、「髪が生えてくるかも」という一縷の望みにかけて、試さずにはいられないのです。
そこに、うまい謳い文句で商品を売り込む広告。
「もしかしたら?」の気持ちを煽られ、まことしやかな「モニターの80%に効果が見られた」という言葉を信じたくなっても、仕方がないのかもしれませんね。
モニターの数値は話半分で…
ハゲGメンだからこそ知り得た情報がここにあります。それは、Gメンの中には、実際に商品モニターの経験者たちがいること。
彼らはモニターになった商品は、正直、効いたか聞かないかわからないと言います。しかし、その後その商品は「70〜80%の人に効果があった」と言って発売されたことがあったそう。
しかも、無料で商品をもらったこともあり、アンケートには「抜け毛が減った」と記入したのだとか。
広告のデータは嘘ではないのでしょう。確かにモニターアンケートの70〜80%の人が、効果を感じたような回答をしたのかもしれません。
ただし、その回答は非常に不確かなものであるということも知っておく必要があります。
わずかな希望にもすがりたい薄毛で悩む人々。そこにPR中心の情報(本当は広告)が入ってくると、試さずにいられないのが悩む人です。
記事のように見えても、本当は広告であること、広告の内容の信憑性を吟味する必要がありますね!
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