薄毛が気になっている人は、まず育毛剤を使ってみようと考えるかと思います。しかし、安い買い物ではないだけに、その効果が本当にあるのか慎重になりたいもの。育毛剤は有効成分を吟味し、目に見えた効果がなくてもある程度の期間使ってみましょう。
育毛剤はどこに作用するの?
薬局などで市販されている育毛剤には、有効成分が配合されています。これは、発毛のメカニズムのどこかに作用して、髪の発育をサポートするというもの。成分によって、何をサポートするのかは違います。
以下に、主な有効成分とその働きをご紹介します。
このように、発毛のメカニズムは、毛乳頭へ栄養を運ぶ毛細血管と、毛母細胞の細胞分裂が重要であり、そこをサポートする成分が入っているということです。
どの成分が有効なの?
上記成分は、有効成分であるため「医薬部外品」「薬用」として販売されていますが、このうち厚生労働省によって「発毛の効果が認められている」のは「ミノキシジル」だけです。成分表をよく見て、ミノキシジルが配合されているか、きちんとチェックしましょう。
初めて育毛剤を使う場合には、必ずパッチテストを行ってください。やり方は、少量を頭皮以外の肌につけてみて、かゆみや湿疹などのトラブルが現れないか確認します。
腕の内側に、10円玉くらいの範囲に育毛剤を塗り、場所を覚えておきます。そのまま48時間放置し、異常がないことをチェックしましょう。
育毛剤の効果が出るのにどれくらいかかる?
髪は、ヘアサイクルによって生え替わっています。ですから、育毛剤を使っているからといって、すぐに効果が実感できるものではありません。
また、市販の育毛剤は医薬部外品であっても有効成分の濃度が低いため、ある程度の時間が必要です。
最低でも3〜6ヶ月は続けてみなければ、結果は見えにくいと言えます。育毛剤を選ぶ時は、続けられる金額かどうかも重要ですね。
育毛剤の効果を出すには、根気よく続けることが大切なのですね!ヘアサイクルで休止期の髪が成長期に入るまで数ヶ月を要しますので、諦めないで続けてみましょう。
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