市販品からインターネット販売まで、育毛剤もたくさん出ています。養毛剤と間違いやすくのですが、養毛剤は化粧品に属し、フケ・かゆみを抑え、保湿や油分の補給、毛髪と頭皮の健康を保つものです。
では、育毛剤とはどんなものなのでしょうか?その成分と機能をご紹介いたします。
育毛剤の機能
育毛剤は、医薬部外品(薬用)に属しており、育毛、脱毛の予防、発毛促進、フケ・かゆみを抑えるなどのより育毛に直接的な効果を期待するものです。
末梢神経を拡張させることで血流を増やし、頭皮の血行をよくします。それによって毛乳頭が正常に働き、毛母細胞に栄養やエネルギーを届けることができ、毛根の代謝が促進されて健康な髪を育てます。
育毛剤の成分
育毛剤には、髪を育てる、脱毛を予防する以外にも、いろんな重要な役割があるのですね!
では、具体的な成分を見ていきましょう。
①末梢血管拡張剤
トウガラシチンキ、ショウキョウチンキなどが頭皮を刺激して昼音を上昇させる局所刺激剤として使用される。メントールやハッカ油、センブリエキス、朝鮮人参など。
②頭髪代謝活性化剤
パントテン酸類、クロロフィル、ヒノキチオール、プラセンタエキスなど、毛の成長に必要な酵素の活性化や、毛補細胞へのエネルギー供給を行う。
③栄養補給剤
ビタミンA,B2,B6,C,D,Hなど、ビタミンの不足を補う。
④抗脂漏剤
イオウ、チオキソロンなど皮脂分泌を抑える。
⑤殺菌剤
塩酸クロルヘキシジン、四級アンモニウム塩など、微生物の活動を抑える。
⑥角質溶解剤
サリチル酸、レゾルシンなど、角質が厚くならないうちに芳醇させてフケを防ぐ。
⑦消炎剤
塩酸ジフェンヒドラミン、グリチルレチン酸など、かゆみを防ぐ。
⑧保湿剤
グリセリン、ヒアルロン酸など、角質軟化と水分維持。
医薬部外品とは、厚生労働省が認めた成分を、一定量以上含んでいるという意味なので、選ぶのに迷ったら「医薬部外品(薬用)」と表示してある育毛剤を選ぶと、目安になります。
育毛剤には、いろんな角度から頭皮と毛根へアプローチして、頭皮環境を整え、健やかな髪を育てる工夫がされているのですね!髪を育てるには、総合的なアプローチが必要なようです。
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