髪は、パーマかけたりカラーをしたりすることで確かに傷むような気がしますが、実際科学的に見るとどうなのでしょうか?
自分でもある程度確かめられるので、髪の強度を調べてみるのもいいかもしれませんね。
髪の強度とは?
抜けた髪を引っ張り、切れるまでに必要な力を「髪の強度」と言っています。同じ太さの毛髪でも、パーマやヘアダイ、ブリーチなどの施術を行った毛髪では、その強度にかなり差が出るのだそうです。
例えば子どもの髪は細いですが、パーマもカラーもしたことのない、ヴァージンヘアでは、髪を引っ張るとかなり伸びてから、切れるまでに150gの力が必要です。
ところが、いろんな施術をした髪では、あまり伸びることもなく、80〜120gの力で簡単に切れてしまうというのです。
髪の強度の確かめ方
抜けてしまった髪を引っ張ると、健康な髪なら切れるまでにある程度伸びます。普通の状態なら10%伸ばしても元の長さに戻りますが、さらに20%くらいまで伸ばすと、伸びたまま戻らなくなります。
毛が細くなっても髪を伸ばしたい場合には、コールドパーマの第一液「チオグリコール酸塩」に浸して伸ばすと約2倍の長さになるといいますが、もちろん髪が弱く傷むことは間違いありません。
抜けた髪を引っ張り、20%以上伸びてから切れるようなら、健康な髪と言えるでしょう。
健康な毛髪を保つには?
わたしたちが「毛髪」と呼んでいる髪の毛の部分は、すでに死んでいる細胞です。髪が傷む、強度が弱いというのは、後からいくら栄養を与えても根本から修復することはできないのです。
つまり、健康な毛髪を保つためには、できる限りパーマやヘアダイなどの施術を行わない方が良いということになりますね。食事や生活習慣を整えることで、毛髪が生える時から健康な髪にし、頭皮の外に出てきた毛髪は、できる限り傷まないようにするのが、美しい毛髪を保つコツです。
ちなみに、パーマやヘアダイが髪を傷めるのはわかりましたが、薄毛に直接影響を与えるものではないようです。
髪の強度は、やはりパーマなどの施術によって変わってくるのですね。最近は美容技術も向上していて、髪が傷まない施術も多く存在するようです。
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