女性の抜け毛は、原因がひとつとは限りません。抜け毛は病院に行かず、1人で悩むことも多い症状ですが、抜け毛に病気が潜んでいるかもしれません。思い当たる場合は、すぐに病院を受診してください。
抜け毛に隠された病気
女性の場合、抜け毛の原因も複雑で園裏には病気が潜んでいることも。主な抜け毛の原因となる病気を挙げておきますので、気になるなら早目に専門医に相談しましょう。
・貧血
女性に多い病気ですが、貧血も抜け毛の原因となり得ます。鉄分不足になるので、血液中の赤血球にあるヘモグロビン濃度が低下した状態になります。鉄分が不足すると、髪へ酸素や必要な栄養素を贈ることができず、抜け毛に繋がってしまいます。
貧血の自覚があるなら、日頃から食事で鉄分を摂れるように気をつけましょう。
・薬の副作用
例えば抗がん剤や向精神薬などを服用していると、その副作用として抜け毛が起こることがあります。
また、痛風や脂質異常症で使われる治療薬でも脱毛することがあるので、医師に薬の副作用についてしっかり説明を受けましょう。
・甲状腺疾患
喉仏の下にあり、新陳代謝を活発にする甲状腺ホルモンを分泌しているのが甲状腺です。この機能が低下する、もしくは異常をきたすと、ホルモンバランスが崩れて抜け毛の原因になることがあります。
・婦人科系の病気
卵巣のう腫などの婦人科系疾患も抜け毛の原因に。女性ホルモンが大きく関与しているので、生理周期が乱れていたり、異常に重かったりする場合は、婦人科系の病気が隠れている可能性があるので、婦人科を受診したほうがいいでしょう。
また、抜け毛の他の症状として、白髪にも病気が隠れていることがあります。年齢の割に異常なほど白髪が多い、急激に白髪が増えたという場合は隠れた病気が心配なので、一度検査を受けてみることをおすすめします。
普段から胃腸が弱い、貧血、甲状腺疾患がある方は、抜け毛になる可能性が高いので注意してくださいね。
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