女性の男性型脱毛症が増えているのは、近年言われていることですが、更年期以降に女性ホルモンが減少しておこる脱毛とは別に、若い女性20代〜30代女性の薄毛が増えているというのです。
これは、女性の社会進出と関係があるのでしょうか?
女性の脱毛の原因
女性の脱毛には、男性型脱毛症の他に、出産後脱毛症、経口避妊薬(ピル)や生理遅延剤を服用し中止したあとの脱毛、過激なダイエットや髪を強く引っ張った髪型を長年続けたためのけん引性脱毛症などがあります。
どれも若い女性がなることもありますが、ピル服用の増加やダイエット人口の増加という理由だけでは、若い女性の薄毛が増加したすべての原因とはいえないようです。
ヘアカラーと薄毛の関係
元々は黒、もしくは黒褐色の日本人ですが、近年はほとんどの若い人がヘアカラーを楽しんでいます。まったく髪を染めたことがないという人の方が少ないのではないでしょうか。
これは女性に限った話ではありませんが、金髪やピンク、グリーンといった色にする若者も少なくなく、元々黒い髪の色をこのようにまったく違う色にまでするのは、強い薬剤を使っていることは間違いなく、髪の負担が大きいということです。
今やお洒落に欠かせないカラーリングではありますが、極端に元の色と違う髪の色にすると、髪にダメージを与えるだけでなく、頭皮にも大きな影響を与えます。
特に髪も育ち盛りにある10代で、激しく髪の色を変えていると、その時に受けたダメージが20代30代になって脱毛症を引き起こす原因ともなり得ます。
若い女性に薄毛が増えた原因のひとつとも言えるでしょう。
社会進出のストレス
女性は働くのが当たり前、結婚して子どもがいても働き続ける女性も半数以上いるようです。
しかし、女性が男性と同等に社会で働くには、相当のストレスがかかります。家庭との両立は、女性にかかる負担がどうしても多くなりがちです。
女性の男性型脱毛症が、女性の男性化という訳ではありませんが、女性の社会進出によるストレスが、男性ホルモンの分泌量になんらかの影響を与えているのかもしれません。
上手にストレス解消をする方法を見つけ、規則正しい生活を心がけるようにしましょう。
ヘアカラーを楽しむ時は、頭皮と髪の健康に相当に気を使った方がいいということですね。女性が社会で活躍することはいいことですが、ストレスはやはり髪の健康の大敵のようです。
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