かつらをポジティブなアイテムに変えた広告の功績

1x1.trans かつらをポジティブなアイテムに変えた広告の功績
育毛剤を使う人が増えた時も、コマーシャルは大きな影響を与えていましたが、かつらに対する人々のイメージを大きく変えたのも、広告の力だったかもしれません。どのようにかつらのイメージが変わっていったのか、見ていきましょう。

男性用かつらのイメージ

男性用かつらが出始めた頃のイメージは、どちらかと言えば暗く禁忌なものでした。言ってはいけないタブーでもあり、高価なものであったことも暗いイメージを助長していたのかもしれません。
しかしある有名かつらメーカーがそのイメージをコマーシャルによって徐々に変化させていきました。
そこには「かつらを着けると積極的な人間になれる」「身につけたものが自信に繋がる」といったメッセージが込められていました。CMによって最初は自信がなかった男性たちも、自信を取り戻していく姿が描かれ、かつらはポジティブなイメージに変わっていったようです。

かつらの不安が自信に

1x1.trans かつらをポジティブなアイテムに変えた広告の功績
あるかつらメーカーがかつら使用者に対して行った調査があります。それによると、かつら使用者の心の変化がわかります。
最初は「多少気恥ずかしかった(77%)」のに、意外にも「ほとんどかつらと気が付かれなかった(94%)」ことで「人前に出るのが苦にならなくなり(66%)」、さらには「仕事にまで積極性が出た(53.6%)」という経緯をたどっているようです。
ただしかつらを使っている人への調査なので、回答者は元々かつらに対してポジティブな考えであったとは思われます。多数の人がかつらによって積極的になれた反面、かつらを着けて尚、30%以上の人が人前に出ることを苦に感じているということも言えますね。

周囲の目はやはり気になる

1x1.trans かつらをポジティブなアイテムに変えた広告の功績
かつらは買って終わりでなく、伸びた髪とともにメンテナンスが必要です。高価なものですから、家族の承諾なしにかつらを購入するのは難しく、そこに抵抗を感じている人も少なくないようです。
また転勤をきっかけにかつらにする人も少なからずいるようで、やはり周囲の人の目がかなり気になるのでしょう。確かに薄毛はタブーであり、かつらを着けた人は周囲からするとさらに「言ってはいけないこと」であるのは間違いありませんね。

まとめ
かつらを着けると、大多数の人が自信を取り戻せるようですね。しかしながら問題はそれだけでもないことがわかります。周囲の理解と、本人の気持ちのズレを解決する方法も必要ですね。

157-160

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加