父親や祖父、または母方の祖父が薄毛だと薄毛になりやすいと、巷ではまことしやかに囁かれていますね。確かに、見回してみると、薄毛の遺伝は否定できないものがあります。
しかし、薄毛は「体質」であって、本当に薄毛になるかどうかは、本人次第なのですよ!
薄毛の遺伝は「体質」だけ!
経験上、確かに薄毛は遺伝するような気がするという人は多いと思います。では、遺伝とは何でしょうか?薄毛そのものが遺伝するのではなく、薄毛になりやすい「体質」が遺伝するということなのです。
脱毛のメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、現在のところ、毛母細胞の細胞膜に存在する酵素が、男性ホルモンと結合することによって起こるという考えが有力です。つまり、この男性ホルモンと酵素が薄毛に関わるのですが、これを多く持っている「体質」であるということが言える訳です。
しかしながら、「体質」であるからといって、必ずしも脱毛するということではないので、安心してくださいね。
薄毛の分かれ道はどこ?
遺伝的要素を持っている方が、薄毛になりやすいことは確かでしょう。ただ、本当に薄毛になるかどうかの分かれ道は、実はライフスタイルにあります。
当サイトでもたくさんご紹介してきたように、食生活や生活習慣、間違ったヘアケアによる「後天的要素」の方が、よほど危険ということを覚えておいてくださいね。
薄毛になりにくいライフスタイルとは?
まず、食生活は、1日3度和食を中心としたバランスのよい食事を心がけることです。糖質はできる限り抑えた方が薄毛にとってはよさそうです。
ライフスタイルは、早寝早起きを心がけた、規則正しい生活習慣が一番好ましいとされます。薄毛予防には、頭皮の健康(皮膚の健康)と栄養を運ぶキレイな血液が重要ということですね。薄毛だけでなく、健康にもとても良い習慣なので、ぜひ心がけていただきたいと思います。
ヘアケアについても、シャンプーにできる限り合成界面活性剤を含まないものを使い、正しいケアをしましょう。詳しいケアの仕方は、当サイトでも色々ご紹介していますので、ご覧になってくださいね。
薄毛が遺伝するのではなく、「体質」が遺伝するのですね。つまり、ライフスタイルで予防できる可能性が高いという訳です。健康にもいいことばかりなので、ぜひ実践してみたいですね!
※髪のすべてがわかる本 P12—13
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