今や、髪の色を変えていない人は見かけないほど、ヘアダイやヘアブリーチは普通になってきました。ところが、髪が傷むことでも有名ですよね。
今回は、ヘアダイやブリーチが髪や頭皮に与える影響を見ていきましょう。
ヘアダイとは?
染毛剤も多種多様なものがありますが、その中でも酸化染毛剤のことをヘアダイといいます。主成分はパラフェニレンジアミンですが、ヘアダイの成分に激しいアレルギーを起こす人がいるので要注意です。
第一液と第二液を混ぜて使いますが、毛髪に対しては第二液の6%加算か水素水と、この液の働きを増強しているアルカリ剤がキューティクルを剥がし、毛皮質の露出を促してしまいます。また、パーマ液での事故と同じように断毛が起こることもあるそうです。
脱毛は頭皮にひどい炎症が起きると、成長期毛脱毛が起こります。ヘアダイを使用する時は、パッチテストを行ってからの方が良いでしょう。
アレルギーの目安
パッチテストは、第一液と第二液を1滴ずつ混ぜたものを上腕部の裏か耳たぶに塗り、自然乾燥させて48時間後の反応を見ます。かゆみが出たり、赤くなっていたり、発疹や水疱ができたりしたらすぐに中止してください。
また、ヘアダイに似た化合物の塩酸プロカイン入りの目薬、化膿止めのサルファ剤入り軟膏でかぶれたことがある人、結核のPASという薬でじんましんが出たことがあれば、ほぼヘアダイにもアレルギーがあると思われます。
ヘアブリーチについて
いわゆる脱色剤です。主成分は6%過酸化水素水で、添加するアルカリ剤や温度によっては毛幹部がかなり傷んでしまいます。
時間短縮をねらって濃度を上げたり、アルカリを強めたり、液の温度を上げたりすると、キューティクルが剥離して毛皮質が露出し、ついには切れ毛になるということがあるそうなので、使用法は必ず守りましょう。
また、消毒薬のオキシドールも過酸化水素水ですが、これは3%です。これでも髪の脱色はできますが、かぶれる場合があるので頭皮に付かないよう、毛髪部分だけに付けるよう気をつけてください。
どちらも最悪の場合は切れ毛を起こしてしまうのですね!
もちろん頭皮もかぶれたりするとその後の毛髪の育成に影響が出ますので、最新の注意で使用してくださいね!
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