白髪は加齢現象のひとつです。
しかし、どうして白髪になるのかはまだ医学的にも解明されておらず、つまり病院で治療するというのはできない状況です。
それでも、白髪のメカニズムを知ることで、白髪予防になり得るかもしれません。
白髪のメカニズム
髪の黒い色はメラニン色素の色です。つまり、元々髪は白いのですね。髪が生まれる時、毛母細胞にあるメラノサイトという細胞でメラニン色素が作られ、髪に定着することで黒髪になるのです。
しかし、加齢によってメラノサイトがメラニン色素を作るのに必要な酵素が減少することでメラニン色素が作られなくなり、白髪のまま生えてくるのです。
白髪を抜いてもまた白髪が生えてくるというのは、メラニン色素を作り出す機能が低下しているためなのですね。
白髪に効く成分発見?
ビール酵母、サンショウエキスといった白髪の改善に効果的だという研究発表がされたそうです。
メラニン色素を作るメラノサイトには、「メラニンを作りなさい」という指令を出す遺伝子があります。肌が日焼けするのもメラニン色素によるものですが、お肌においてはシミやシワの原因となるメラニンは嫌われ者ですが、実はお肌を守ろうとしているのがメラニンなのです。
さて、白髪になるのはこのメラニンを作る機能が低下するからですが、これらの成分は、指令を出す遺伝子を活性化させる働きがあるというのですね。
まだまだ解明の途中ですが、今後の研究に期待がかかります。
普段の食事が大切
お肌のエイジングケアもそうですが、髪のエイジングケアにも食事が大切です。
メラニン色素を作る機能が低下するのには、いくつか原因がありますが、合成に必要な栄養素がきちんと入ってこなければメラニンを作ることができません。
メラニン色素を作るのに必要な「銅」や「鉄分」を食事で積極的に摂れるように、普段の食事に気をつけてみましょう。
白髪って誰でも起こる老化現象なのですね。見た目が急に老けてしまうので、染める人も多いと思いますが、食事や生活習慣で対処できるといいですね。
274