貝類といえば亜鉛が豊富で、髪の育成にかかせないことはもう随分お話してきましたね。
しかし干し貝には、まだまだ他にも優れたパワーがたくさんあるのです。どんな良いことがあるのか、干し貝を亜鉛以外の側面から見ていきましょう。
江戸時代から愛用された干し貝
今や高価なハマグリですが、昔から強壮剤として愛用された歴史があり、江戸時代にも人気があった食材のようです。赤貝や牡蠣、ミル貝などを干した「干し貝」も江戸時代には薬屋さんで売られていたそうです。
干し貝が精力を高める理由は、チロシンというアミノ酸が多いためです。チロシンはドーパミンという「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内物質の材料になります。これは「快い」という感情や意欲を高めてくれると言われているのです。
ドーパミンが多いとどうなる?
ドーパミンの分泌が豊富で、よく機能している人は、意欲的で明るい性格になると言われます。別名を「恋愛ホルモン」とも呼ばれるのは、ドーパミンが脳を覚醒させて興奮状態にし、創造性を発揮させたりするのだそうです。
人間だけが恋愛をするそうですが、恋をするとドーパミンが分泌されるからなのですね!貝類、特に干し貝を普段から食べるようにすると、意欲的になり、恋愛にも積極的になれるかもしれませんね。
腸内細菌がとっても重要
しかしながら、干し貝を食べてチロシンを取り入れても、腸内環境が整っていないとドーパミンが作り出せません。腸内細菌の数と種類が豊富で、バランスが整っていることが必要なのです。
腸内チロシンが入ってくると、ドーパミンの前駆体が作られて、脳へ送り出す過程に、腸内細菌が深く関わっているのですね。
貝類をよく食べるのに、あまりドーパミンの存在を感じない方は、腸内フローラが貧弱なのかもしれませんね。
腸内細菌と干し貝で、「幸せホルモン」ドーパミンを分泌させましょう。
本当に、昔の人はよく知っていたなぁと感心しますね!
干し貝のパワーをしっかり受けるために、腸内環境を整えることも大切ですね!
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