ジェンダーの区別や健康に、薄毛は無縁なのか?

1x1.trans ジェンダーの区別や健康に、薄毛は無縁なのか?

人は誰でも、多少なりとも自分の外見にコンプレックスを持っていると思われます。それが自分ではどうしようもない部分であればあるほど、コンプレックスは障害となってしまうのかもしれませんね。コンプレックスの1つでもある薄毛は性の区別や健康と無縁で語られてしまうのはどうしてなのでしょうか?

外見がコンプレックスになる時

人は性別を区別する時、そのほとんどを目に見える範囲の外見で判断しています。それは顔の造作であったり、服装であったり、髪型であったりする訳ですね。
ヘアスタイルは一般的に性別で特徴があるものであり、ジェンダーを区別する際の参考にもしています。

しかしながら、男性のほとんどが年齢とともに多かれ少なかれ、薄毛になっていくというのに、薄毛に関しては人間関係によって意味合いが変わったり、社会的な揶揄になったりすることがあります。
この「ままならない」外見がコンプレックスとなってしまうというのですね。

健康とは無縁の薄毛?

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たとえば肥満が取り上げられた場合、「健康に悪い」「成人病の原因になる」「美容によくない」といった、健康問題と一緒に語られることが多くあります。こうすることで、ダイエットを正当化したり、人々をダイエットに導いたりするのに役立っているのです。
ところが、薄毛に関しては現在までのところ、健康と結びつけて主張することはほぼないようです。

薄毛が精神的なことに影響しているという言及はあっても、健康上よろしくないとするものは見受けられないのですね。
けれども、薄毛をコンプレックスとして極めて深刻な問題としている男性は多いのではないでしょうか。この問題を健康と無縁と言っていいのかどうか考えていきましょう。

薄毛をめぐる男らしさの一側面

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年を重ねれば当たり前の現象なのに、これほどまでにコンプレックスの対象となる薄毛。これは薄毛が男らしさの達成と関係があるかもしれないという考えがあります。
誰にでも起こる加齢現象なのに、薄毛に限って社会的に揶揄されるのは、男性が求める男らしさの達成のひとつの側面なのかもしれませんね。

薄毛の考察にはさまざまな見方がありますが、古くからあまり歓迎されるものではないということだけは確かなようですね。そこには社会というものの存在が大きく影響しているのかもしれません。

※ハゲを生きる P15-19

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