近年かなり肩身が狭くなった感のあるタバコですが、喫煙が毛髪に与える影響はあるのでしょうか？
まだまだタバコと薄毛に関する明確な研究データや確証がある訳ではありませんが、薄毛を気にしているなら、タバコの影響も気にした方が良さそうです。
タバコと髪の関係
最近は公共の場やレストランなどでは喫煙できないのが普通になってきました。日本でもずいぶんと分煙化が進んできていますね。
しかしながら、女性や未成年者の喫煙が増えているという事実もあります。
タバコは発がん性物質があることは確認されたものの、それが実際に肺がんを引き起こしているという確たる根拠はまだハッキリとしていません。
タバコにはニコチンという物質が含まれており、タバコを吸うとそれが血管を収縮させます。血管が細くなれば当然血流も悪くなり、毛細血管まで血液が行き届かなくなります。
毛髪は頭皮の下にある毛細血管から栄養をもらって発育するので、血流が悪くなることでいい影響がある訳はありません。エビデンスがないとはいえ、髪に悪影響を与えていないとは言い切れないのです。
軽いタバコなら安全？
紙巻きタバコにはフィルターが付いていますが、フィルターを通して体内に入る煙のことを主流煙といいます。主流煙は酸性ですが、体内に入って粘膜に対する刺激は少なくなりますが、逆に肺の奥まで吸い込んでしまい、肺喫煙率が高くなるといいます。
つまり、軽いタバコほど肺喫煙率が高くなってしまうため、軽いタバコだから害が少ないとも言えないのです。
問題は、タバコそのものが持っている有害成分でなく、どれだけ有害な成分を体内に取り入れているか、ということなのです。
百害あって一利なし？
お酒はワイン１杯程度なら身体にいいこともありますが、タバコを吸うことで健康にいいことはありません。むしろ、喫煙者本人よりも、副流煙を吸ってしまう周囲の人への悪影響が心配です。
無理にやめようとガマンしてしまうと、ストレスにもなりかねませんから、喫煙するなら子どもや妊婦、吸わない人に煙がいかない所で吸い、マナーを守りましょう。
喫煙＝脱毛ということはありませんが、いずれにしても、吸い過ぎは健康にも髪にもよくないことは確かです。
まだまだ喫煙と薄毛の関係は解明されていませんが、血行が悪くなれば、髪の発育が悪くなることは間違いありません。せめて１日１箱までに留めておきたいものです。
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