脱毛とひとくくりに出来ないくらい、脱毛の種類があるのをご存じですか？
今回は、【休止期毛性脱毛症】についてお話したいと思います。
【休止期毛性脱毛症】には
① 男性型脱毛症（若年・壮年性脱毛症）・・・男性によくみられる脱毛です。原因には優位の遺伝、男性ホルモンによるものと言われています。
② 分娩後脱毛症・ピル服用後脱毛症・・・これは女性に見られる脱毛です。女性ホルモンの影響で、ヘアサイクルに乱れが生じ、移行期・休止期に移行しないため起こる脱毛です。
③ 脂漏性脱毛症・・・主に男性が多いようですが、頭皮の皮脂線が多く常在菌も多く生息しているため洗髪を怠ると色々な要因で大量のフケを発生してしまいます。フケが多くなった時にそのフケが原因で脂漏性湿疹などを起こし、脱毛が多くなると言われています。
④ 甲状腺機能障害による脱毛・・・これはその名の通り、甲状腺機能が低下した時に起こる脱毛です。
⑤ ダイエットによる脱毛・・・これは若い女性に多くみられますが、無茶な食事制限、断食などにより、毛の成長に必要な栄養が取れないために起こる脱毛です。
⑥ ビタミンＡ過剰による脱毛症・・・ビタミンを取ることはいいことだ！と思っている方も多いと思いますが、取り過ぎると毒になるものもあります。ビタミンAは脂容性で摂取しすぎると脱毛が起こると言われています。
⑦ 薬剤性脱毛・・・もうこれは名のとおり、抗がん剤治療などでも有名だと思いますが、治療薬による脱毛です。
⑧ 牽引性脱毛症・・・代表的なのは、女性が良くするポニーテールなど髪の毛をアップしたり長期間にわたり髪の毛を強く結び続けた結果おこる脱毛です。
休止期毛性脱毛症と言ってもこれだけの種類があり、自己管理で防げるものも多く存在することがわかりますよね。
次回は、成長期性毛性脱毛症の事をお話したいと思います。
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