カツラメーカーや発毛サロンにおいて、カウンセラーとはどのような役割を担っているのでしょうか?一般企業の中で考えるとわかることなのに、薄毛という悩みを持つために判断が鈍ってしまう人が多くいます。製品の良し悪しをしっかり見分けて判断できるようになりましょう!
カウンセラーは営業マン
カツラメーカーや発毛サロンでは、最初にカウンセリングを受けることがほとんど。
それを行うのがカウンセラーと呼ばれる人たちです。
カウンセラーになるために資格などが必要なこともなく、彼らは企業で言うところの営業マン。
企業の方針やカウンセラー個人の性格によって、セールス方法は異なるとはいえ、彼らの目的は「商品を販売して売上を上げること」であることは一致しています。
極端に言えば、売上さえ上がれば薄毛の人の抱える悩みや問題は二の次とも言える訳です。
中には親身になって話を聞き、アドバイスしてくれるカウンセラーもいますが、それでも最終的な目的が販売実績であることを忘れずに。
数百万を「安い」というおかしな感覚
大手メーカーのほとんどのサロンでは、商品の値段は数十万から数百万という高価なものです。
一般的な商品の値段から言えば、数百万の買い物は高額であり、家族で相談してから購入するものではないでしょうか。
カツラや発毛の商品が高い理由は、年間にかける広告費や新商品の開発費であろうと予測されます。
さらに、薄毛に悩む人は「多少お金がかかっても、薄毛がどうにかなるなら構わない」という人が少なからずいるということです。
だからこそ、カツラ・発毛業界では数百万の商品でも「安い」と言って相談者をおかしな感覚にしようとしているのかもしれませんね。
髪が生えるなら安いもの?
売るための常套句に「1年間で○○○万円は高いかもしれませんが、髪が生えるなら安いものですよ」というものがあります。
もし、確実に髪が元通りに生え、永久に続くのであればそうかもしれません。
しかし残念ながら、そのような技術も施術法もないのが現実。
それどころか、元通りにならない可能性の方が大きく、そこに大金を払うのはもはやギャンブルとも言うべき行為なのです。
本来なら、カウンセラーは相談者のことを第一に考え、高額な商品を即日契約しろとは言うべきではありません。
今日相談に来て、今日百万円以上の契約をしろというのは、普通のビジネスにおいてもおかしいと思いませんか?
薄毛に悩み、藁にもすがる気持ちなのは理解できます。
しかし、カウンセラーは「売ること」を目的とした営業マンであると考えれば、数百万もする高額商品を「今日契約しろ」と売りつけてくるのも納得がいきますね。
しっかり見極める目を持ち、判断できるように強い気持ちを持っておくことも必要です。
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