カツラメーカーや育毛サロンでは、最初にカウンセラーとカウンセリングを行い、毛髪チェックをして今の状態を診断します。ところが、カウンセラーによっては独断と偏見で正しい診断をしないカウンセラーもいるようなのです。その体験談を聞いてみましょう。
頭皮はキレイなはずなのに…
ハゲGメンの一員であるSさんは、カウンセラーの診断がサロンやメーカーによってどのように違うかの調査のために、潜入捜査員に立候補。
某大手カツラメーカーへの潜入前日には、別のサロンで無料体験の育毛施術を受け、カウンセリング当日もしっかり洗髪してきました。
ハゲGメンに協力してくれる医療関係者がマイクロスクープで見た診断でも、比較的キレイだったそうです。
ところが、某大手カツラメーカーのカウンセラーは驚くべき診断をしました。
大手メーカーの診断とは…
その大手カツラメーカーカウンセラーの診断は、
「ほら、頭がフケだらけ。きっとシャンプー剤が合わないのと、それをしっかりすすいでいないからですよ。すごくシャンプーとリンスのにおいがするのがご自分でもおわかりになるでしょ?
うちで使っているシャンプーや育毛剤は、女性専用に特別に開発されたもので、Sさんもこれをお使いになれば、きっとこのフケも止まって抜け毛も減りますよ」
というものでした。
しかし、実際のところSさんが使っているシャンプーは無臭のみしか使っておらず、カウンセラーの言葉に「?」となったようです。
香水が抜け毛の原因?
そこでSさんが思い至ったのが香水でした。
確かに出かける前に首筋にひと拭きしたそうですが、フケはどこにも見当たらなかったそうです。
「私、もともとあまりフケはなくて、シャンプーもよくすすいでます」
とカウンセラーの言葉を否定するようなことを言ったSさん。
すると、カウンセラーはムキになってフケのある場所を探し出し、見つからないとわかると表皮にマイクロスコープを押し当ててわざと毛穴から油を出したのだそうです。
どうやら、人の話に耳を貸さないタイプのカウンセラーもいるようですね。
この後、勝手にSさんのシャンプーの仕方を憶測し、自社のシャンプーの購入と育毛コースをすすめたそうです。
正しい診断をしてもらえないと、信頼関係を築くのは難しいですよね。
※ハゲラーの心理学 P158-160