強引なセールスをするカツラや育毛のメーカーがあるという話もよくあるようです。実際にそのようなメーカーで働いていたというカウンセラーの話もありますが、今回はハゲGメンを立ち上げた百戦錬磨のAさんが、悪評高いメーカーで現状調査のために、実際にカウンセラーと対峙しました。
わざとスカルプケアを受けてから頭皮チェック
あまり良い評判とはいえない某メーカーに、Aさんはわざと予約の２時間前によそでスカルプケアを受けてから行きました。
挨拶するとすぐに
「あぁ、そうとう薄くなってますね」
と、いきなり失礼な言葉を投げかけてくる。
続けてお決まりの頭皮チェックへと続きますが、キレイなはずのAさんの頭皮はどう診断されるのでしょうか。
毛穴から油がにゅるっと！
カウンセラーは巧みにスコープを操りながら、
「ほら、ここ、油が溜まってるのがわかる？これが固まって髪が抜けちゃうんですよ」
そしてスコープを押し当て、わざと油が毛穴からにゅるっと飛び出てくるところを見せながら
「これが細胞の活動を邪魔するんです」
などと言い、相談者を不安にさせるような説明をして、この汚れをなくすための育毛エステを勧めてきます。
汚れている部分だけを見せている
たった２時間前にスカルプケアを受け、セルフシャンプしたとすれば神業と思えるほど毛穴がキレイなAさん。
ではどうしてカウンセラーは「毛穴が汚れている」と言っているのでしょう？
それは、キレイな毛穴の上はピントを合わせずボケさせたり、移らないようにスコープを超高速で移動させたりと、意図的にキレイな毛穴を見せないようにしていたと言うのです。
100回以上頭皮チェックを受けているAさんは誤魔化されません。
しかし、初めてカウンセリングを受ける人は、自分の毛穴は汚いんだ、だから薄毛になるんだと思い込み、契約する気になってしまいますよね。
毎日毛穴から油が出て、汚れが溜まるのは、生きている人なら当然のこと。
多少の油や汚れがあるのは当たり前なのに、それを逆手にとって相談者を不安に陥れて契約を取ろうとするのは、やはり悪質だと言えるでしょう。
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