溺れる者は藁をもすがると言いますが、薄毛に悩む綾小路さんもその一人でした。あらゆる育毛剤やカツラなどを試しても効果がないため、とうとう神仏にすがるように。ついには悪霊払いまでやったというのだから驚きですね。そうして「ハゲGメン」の結成へたどり着きます。
あらゆる神へ髪のことをお願い
個人で知り得る方法はすべて試した結果、効果がなかった綾小路さん。もう打つ手もなくなり、精神的にも限界があると感じて再び追い詰められ、とうとう神頼みへ。
宗教や宗派も関係なく、あらゆる神さま・仏さまにお願いし、小学生の時に流行っていたおまじないもやってみました。
馬鹿げていると思われても、「小指の爪を7㎜伸ばして願い事を唱えながら切る」などというおまじないをやらずにはおれなかったのです。
ついに悪霊払いまで！
医者に聞いても「女性はハゲるわけはないからねぇ」と言われるばかりだった綾小路さんは、「ハゲるはずがないのにハゲているのは、変な霊が取り憑いているんじゃないか」と、まるで方向違いの憶測まで始めます。
そして全国的にお祓いで有名な神社を巡って祈祷を受けたり、四国の霊験あらたかな霊媒師さんに大金を払ってお祓いをしてもらったりします。さらに部屋中に「魔除けシール」を貼るなどして、ますます非科学的な効力にすがっていきました。
当然ながら、結果は「効果なし」。いよいよ八方塞がりになった時、あることをひらめきました。
薄毛のことは薄毛に聞け！
個人の力では限界があると考えた綾小路さんは、ふと同じように薄毛で悩んでいる仲間のことを思い出しました。
皮膚科でもカツラサロンでも、「女性で治療して元に戻っている人も多い」とよく耳にしていたので、ほかの人たちはどうしているのだろう？と思ったのです。
そこで「ハゲのことは同じ髪で悩むハゲに聞け」ということを思いつきました。
今までタブーだと思っていたけれど、同胞から情報をゲットする方が、お互いに知りたい新たな情報を入手でき、希望が見いだせるかもしれないと思ったのですね。
ここから綾小路さんは、薄毛で悩む女性仲間たちから情報を集め始めます。
一人でずいぶん長くあれこれ試し、ついには悪霊払いまでやってみた挙げ句、たどり着いたのが同じ問題で悩む仲間の存在でした。一人では限界がある情報も、仲間がいれば集まりやすくなりますね。この後も、彼女がどのようにしていったのか、紹介していきますよ！
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