年を取ればある程度仕方ないとは思っていても、やはり毛が薄くなると明らかに見た目が変わるので気にしない人の方が少ないですよね。男性にとって「ハゲる」ということはどういうことか、考えてみました。
なんで私だけ？
男性型脱毛症の場合、徐々に段々と、髪が薄くなっていきます。年々、写真の自分の髪が薄くなっていき、周囲の人の目が気になる……、そんなことはありませんか？
薄毛を気にする男性は「どうして自分だけが？」と思う傾向が多いとか。若い頃の写真を見ては、何とかなるのではないかと一縷の望みを託し、あれやこれやと養毛剤を使ってみても効果が見られない、けれども、養毛剤を使わずにはいられない……、そんな心理を見透かしたように次から次へと出てくる養毛剤のCM。
どうしてここまで薄毛はマイナスなイメージなのでしょうか。
対処法が存在しない？
「ハゲ」がこれだけ揶揄の対象であり、マイナスイメージが付きまとうのは、現実的なマニュアルつまり制度化された対処の方法が存在しないからではないかと言われます。
女性に対する「ブス」であれば、メイクや髪型、さらには整形手術といった方法が確立されていますが、ハゲに対してはそれがないというのですね。
現在では治療薬の開発も進んではいますが、薄毛に悩む人々にとってはまだまだ敷居が高いのかもしれません。
有効な方法がわかってはいても……
薄毛の最良の対策は、バランスの良い食事、規則正しくストレスをためない生活、定期的な洗髪、マッサージなど、生活習慣に関するものです。
頭ではそれがベストだとわかってはいても、逆にあまりにも一般的な対処法しか方法がないというところに、薄毛の人の苦悩があるのかもしれません。
さらに「中身が良ければハゲはカッコいい」「ハゲが美しい」というように、外見の見方が改善されることも難しそうです。
このように、薄毛に対する対処法は、まだまだ確立されていないのですね。
「ハゲなど気にせず堂々としていよう」という精神論もありはしますが、現実にはなかなかに難しいですよね。
地道にコツコツと、生活習慣を改めるのが、結局は1番の早道なのでしょうか。
※ハゲを生きる P1-5
