男性型脱毛症に男性ホルモンが関与していることを初めて証明したアメリカの研究者、ハミルトンの調査による欧米人男性型脱毛症のデータがあります。これと比較することで、日本人の方が男性型脱毛症の発症率が少ない傾向にあることがわかります。
ハミルトンのデータと比較
米の研究者ハミルトンが行った男性型脱毛症の発症率調査によると、欧米人男性の発症率は以下の通りになりました。
【欧米人男性の男性型脱毛症発症率】
・10〜20代……12%
・30代 …………38%
・40代 …………45%
・50代 …………52%
・60代 …………64%
全体では45.6%の欧米人男性が男性型脱毛症という結果になりました。
以下の日本人男性の発症率と比較してみましょう。
【日本人男性の男性型脱毛症発症率】
・10〜20代……12.5%
・30代 …………20.5%
・40代 …………32.5%
・50代 …………39.9%
・60代 …………43.4%
日本人の全体では29%が男性型脱毛症に罹患しているということになります。
日本人の男性は、明らかに欧米人より男性型脱毛症の発症率が低く、さらには症状の進行スピードも約10年遅いと言えるようです。
アジア圏の男性型脱毛症発症率は低い?
日本と同様に、中国や韓国でも男性型脱毛症の発症率は欧米よりも低いという調査結果が出ているようです。どうやら、アジア人種全体に、男性型脱毛症の発症率が欧米より低いということが言えるそうです。
アジア人種の方がなぜ男性型脱毛症を発症しにくいのでしょうか?
それは、アジア人種の方が1本1本の毛髪が太いことが言えるかもしれません。実は髪の本数自体は欧米人の方が多いそうですが、それぞれが太いことで、見た目の薄毛状態がわかりにくいとも言えるでしょう。
他にも、遺伝子やホルモン状態の違いも関与している可能性があります。しかしながら、まだまだ研究途中であり、欧米人とアジア人の違いは解明されていません。
研究が進めば、薄毛治療にも革新的な方法が見つかるかもしれませんね。
確かに欧米人は30代のうちから薄毛になる人が多いような気がしますね。欧米人と日本人では毛質がかなり違いますから、脱毛の仕方も違いがあることは想像がつきます。謎が解ける時が待ち遠しいですね。
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