発毛のメカニズムが完全に解明されていない今、薄毛の治療法も研究が進んでいます。最新の薄毛治療にはどのようなものがあるのでしょうか?
頭皮の状態にもよりますが、専門医と相談しながら、どの治療が適切なのか判断してもらいましょう。
内服薬・外用薬
現在厚生労働省に発毛の効果があると認められている成分に「ミノキシジル」があります。これは、内服薬と外用薬の両方がありますが、用法用量をしっかり守って長期間根気強く治療することで、かなり高い確率で発毛の効果が期待できます。
ミノキシジルとあわせて、血流やホルモンバランスを整える薬を個人の状態によって処方されることもあります。
サプリメント
食事を改善するのが1番ですが、頭皮や髪の状態によっては足りない栄養素をサプリメントで補っていきます。
もちろん、食事からすべての栄養を摂れるのがいいのですが、マルチビタミンや鉄、亜鉛、銅といった髪の発育に必要な栄養素は食事で多量に摂りにくいことも事実。
あくまでも栄養補助としてサプリメントを飲み、内服薬や外用薬と合わせて相乗効果を期待します。
点滴
サプリメントより迅速に、高濃度で必要な栄養素を摂取できるのが点滴です。サプリメントは吸収率が半分以下になる場合もありますが、点滴は血液に直接入れるので、吸収率が高くなり、効率はよくなります。
レーザー・注射
使う薬剤はミノキシジルや栄養剤ですが、頭皮に直接注射することがあります。
また、レーザーで頭皮に刺激を与え、毛母細胞を活性化したり、血流をよくしたりする治療も行われています。
生活習慣の見直しが1番大切
頭皮や髪の状態によって上記の治療方法をいくつか組み合わせて行われることがほとんどです。ただし、治療方針は自分で選択できるので、予算などに応じて治療方針を決めていきましょう。
ただし、いくら治療をしても元々の生活習慣が乱れたままでは、頭皮環境はよくなりません。
食事、睡眠、適度な運動といった生活習慣の改善を行いながら治療を行うことで、よりよい効果が得られることでしょう。
薄毛といっても、人それぞれの症状があり、その原因も様々です。個人の薄毛原因や症状に合わせて、最新の薄毛治療法を組み合わせて行われます。心配なことは何でも専門医に相談し、信頼関係を築いた上で治療を行うと満足いく結果に繋がりやすいと思いますよ。
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