仲良くなりたいなら、相手をよく知ろう!「毛幹の構造 パート2」編

パート1では、毛髪の縦の繋がりをご説明しました。
では今回パート2では、横の繋がりをご説明したいと思います。

人間社会でも縦があれば横の繋がりもありますよね。
髪も同じなんです。片方だけの繋がりだけでは、成り立たないというわけです。

1x1.trans 仲良くなりたいなら、相手をよく知ろう!「毛幹の構造 パート2」編

毛髪の横の繋がりとしては、「結合」というキーワードが出てきます。
この結合というのは、数十万本の毛皮質をまとめる役割があります。

「結合」は4つに分けられます。

水素結合・・・とても弱く水で簡単に切れてしまいますが、水が蒸発するとまた元の状態に戻ります。寝癖直しとかがそうですね。

塩結合・・・アミノ酸の中には、酸性と塩基性があり、その二つのアミノ酸が塩を作ります。なので強い酸やアルカリで切れてしまいます。

シスチン結合・・・アミノ酸のシステインが二つ(硫黄と硫黄)とがしっかり結合しており、結合の中でもペプチド結合に次にしっかりした結合です。
切ったり繋いだりが比較的上手に出来るため、理・美容の技術には欠かせないものです。

ペプチド結合・・・とても丈夫で、ペプチド結合を切る=毛髪がボロボロになるというくらいしっかりした結合です。ですがこの結合が多いと、パーマがかかりにくい!という欠点もあります。

04

  • このエントリーをはてなブックマークに追加