抜け毛が気になってきたから、なんとなくドラッグストアで「育毛剤」と書かれたものを買って使っている…という人、いませんか?
育毛剤は、きちんと成分表を見て、どの有効成分が使われているか知るべきです。併せて、自分の症状を知ることで、本当に効果的な育毛剤を選べるようになります。
育毛剤を使っても効果がない理由
「なんとなく」育毛剤を使っても、効果がイマイチ実感できない人は多いようです。それは、育毛剤の効果と自分の症状がマッチしていないことが多くの理由ですが、そもそもお使いの育毛剤に有効成分が配合されていない場合もあります。
また、育毛剤の付け方によっては、有効成分が頭皮に浸透する前に流れ落ちたり、蒸発したりしている可能性も。
自分の症状に合わない有効成分も、また逆効果になることがあるので、以下で代表的な有効成分とその効果について説明します。
有効成分と期待される効果
有効成分とは、厚生労働省がその効果を認めた成分ということです。一番わかりやすい見分け方は、有効成分が配合されている商品は必ず「医薬部外品(薬用)」となっています。育毛剤では特に、この有効成分が含まれているか必ず確認してから購入しましょう。
また、その効果から自分の症状に合ったものを選びましょう。
【ミノキシジル】
毛母細胞に働きかけ、髪の成長を早めることから、発毛効果があると認められています。
元々は血圧降圧剤として使われていたものなので、血圧に問題がある人は医師に相談しましょう。また、用法用量をよく守り、半年以上は続けないと効果が出にくいと言われています。
【センブリエキス】
末梢の血管を拡張させて血流を改善することで、髪の育成を助けます。
【ニコチン酸アミド】
髪の製造をおこなう毛母細胞を活性化させることで、髪の育成を助けます。
【アデノシン】
毛母細胞を活性化させ、髪の成長を助けて発毛効果を促します。
【β-グリチルレチン酸】
殺菌作用を持ち、頭皮を健康な状態に導きます。
【ショウキョウチンキ】
血行促進や、抗菌作用、抗酸化作用によって頭皮環境を整えます。
【塩化カルプロニウム】
頭皮の血管を拡張することによって血流を促します。毛根へ栄養を届け、髪の成長を助けます。注意すべきは男性用育毛剤が女性に有効とは限らないということ。女性は女性専用の育毛剤を使いましょう。
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