丸刈りにしたり、髪を剃ったりすると毛が増えるという噂がありますが、それは本当でしょうか?科学的にそんな事実があるのかどうか、解説していきます。
人の毛根の数は一生変わらない
答えから言えば、人の髪の毛の数は一生変わりません。なぜなら、毛髪が生える準備は母親の胎内にいる間にすべて準備が完了してしまうため、生まれる前の段階ですでに毛根の数は決まってしまっているのです。生まれたての赤ちゃんにすでに毛髪が生えていることからも、そのことがよくわかりますね。
従って、丸刈りにしたり剃ったりしても毛の数が増えるということは残念ながらないのです。
なぜ剃ると増えると言われているの?
では何故、髪は剃ると増えるというウワサが立つのかというと、おそらく新しく生えてきた髪が目立つために、増えたように感じるのではないでしょうか。
増えるというのは違いますが、濃くなる、つまり太くなるということはあるようですので、例えば傷んだ髪を一度短くカットすると、きれいな髪になるということはあり得ることでしょう。
ただし、やはり増えているワケではないので、薄毛を良くしようとして丸刈りにしたり剃ったりするのは早計です。
剃ると毛髪の質が変わる?
髪を剃ると増えるという以外に、剃ると髪の質が変わるという説もあります。たとえば、クセ毛だったのがストレートになったり、逆にストレートだったのがクセ毛になったりということがあるというのです。
科学的にはあり得ないというのが正直なところですが、これも髪を極端に短くすることで、新しく生えてきた髪がキレイになったことで質が変わったと感じるのかもしれませんね。
毛髪ではありませんが、ムダ毛の処理で眉毛などを剃るよりは抜いてしまう人もいますが、毛髪は皮膚が変化した身体の一部なので、無理に抜くと肌トラブルや毛が生えてこなくなるといったことも起こり得ます。毛髪もムダ毛も、プロにお任せした方がいいようですね。
ヒトの髪の毛の数は生まれる前に決まっているなんて、驚きですね!毛を増やすといっても、生まれた時の本数以上には増えないということですね。
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