この数十年、環境ホルモンという言葉は環境問題とともによく耳にします。
ダイオキシンという環境ホルモンが一躍有名になりましたが、その他にもカップ麺の容器やプラスチックに留まらず、あらゆる食品からも検出され、大きな社会問題となっています。
環境ホルモンが身体に悪いことは何となく知っていますが、では、薄毛にも影響するのでしょうか?
環境ホルモンとは?
おさらいしておくと、環境ホルモンとは、人間の体内で分泌されるホルモンと似た作用をする化学物質のことで、ほんの微量でも人体の正常な機能をかく乱することがわかっています。
特に胎児や乳幼児に影響は大きく、現代の生殖機能異常や免疫機能の低下、精神・神経障害の増加に深い関係があるのではないかと警鐘を鳴らすドクターも多くいるようです。
環境ホルモンは薄毛に関係ある?
現在のところ、はっきりと環境ホルモンが脱毛に影響しているというデータはないようです。しかし、脱毛が男性ホルモンと深い関係がある以上、何らかの影響が今後出ないとは限りません。
便利な生活とともに、さまざまな化学物質にさらされている現代人は、生活のいろんなところに気をつける必要があります。
知らず知らず環境ホルモンに汚染され、脱毛の原因となっている可能性もあるのです。
ヘアケアで気にするべき環境ホルモン
特にヘアケアで注意すべきは、シャンプーやリンスです。シャンプーは毎日使うものですし、市販のほとんどのシャンプーには合成界面活性剤が使われているのです。
これがイコール環境ホルモンという訳ではありませんが、頭皮環境を悪くし、乾燥を招いて抜け毛の原因となるだけでなく、環境ホルモンを外部から吸収しやすい皮膚にしてしまう可能性もあるのです。
毎日使うものだから、髪だけのことでなく、健康のこと、引いては子孫や環境のことまで考えて、シャンプーはよく吟味して選びましょう。
環境ホルモンと脱毛の関係はまだわかっていませんが、身体によくないことだけは確かなようです。今一度、シャンプーなどの日用品をよく見直してみてはいかがでしょうか。
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