老化の一部として、薄毛と白髪がありますが、白髪にはなってもフサフサである人は多くいます。しかしながら、白髪は単なる老化現象なのでしょうか？中には疾病による白髪もあるようなので、詳しくみていきましょう。
日本人の平均白髪年齢
加齢による白髪は、当然のことで異常ではありません。目安としては、日本人の白髪発生年齢は35歳、頭髪の2分の1が白髪になる年齢は55歳くらいだそうです。ですから、もし20歳前後で頭髪の10％以上が白髪になったら、異常といえるかもしれません。
個人差がとても大きいものですが、あまりに気になるようでしたら専門医を受診してみましょう。
加齢以外の原因
白髪の原因は、加齢以外にもあります。それが、内用薬や外用薬、そして疾病です。しかしながら、以前は薬の副作用ではないかと言われていたものが、その因果関係を解明するのは難しく、現在では内用薬の副作用に「白髪」のことは書かれていないそうです。
外用薬でも実際に塗布した部分の眉毛や前髪の一部が白髪化した例があるそうですが、正式に副作用として認められている訳ではないようです。
疾病では、尋常性白斑（しろなまず）ができることにより、その部分に生えている毛が白髪になります。しかし、髪は正常に成長します。また、頭部白癬（シラクモ）に感染すると、毛は長く伸びなくなり、白髪化します。
円形脱毛症が治る時にも白髪が生え、それは徐々に黒い毛になることもあります。
白髪の原因
黒い髪が白くなるのは、色素細胞にあるチロシンが酸化され、メラニンに変わるところ、変化しないために白いままになることで起こると言われています。
ホワイトタイガーや白蛇など、色素のない白色動物たちは、チロシンにチロシナーゼが作用してDOPAに転換されるところ、チロシナーゼがないために、このような色素のない「アルビニズム」となって生まれてくるそうです。
どうやらチロシナーゼだけが白髪の原因となっている訳ではなさそうですが、一番関係は深そうです。
加齢による白髪は仕方ないことなのでしょうか？その発生は、男性型脱毛症とはほぼ関係がないようですね。
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