毛髪の「森」を育てるには、「大地」となる頭皮を育てましょう

1x1.trans 毛髪の「森」を育てるには、「大地」となる頭皮を育てましょう

毛髪は、外に出ている部分を「毛幹」、頭皮の中にある部分を「毛根」の2つに分けることができます。毛幹の部分は「死んだ細胞」であるため、一度頭皮の外に出てきたら、それ以上どうすることもできないのです。

しかし、毛幹が黒くフサフサしていることが、若々しく見えるヒケツであることも確か。それには毛根の状態を良くしてあげねばなりません。

元気な毛髪は、健康な大地から

1x1.trans 毛髪の「森」を育てるには、「大地」となる頭皮を育てましょう

わたしたちが「髪の毛」と呼んでいる部分を毛幹といい、森に例えると、地表に生えている草や木に当たります。そして頭皮に埋まっている毛根の部分には、毛球があり、その端は毛乳頭という組織があります。毛乳頭は頭皮に張り巡らされている毛細血管から、酸素や栄養を受け取っているのです。

つまり、頭皮は髪の毛という木を育てるための「大地」といえるのです。柔らかく栄養が豊かな土壌には、立派な森林ができるように、しなやかな頭皮、健康な毛細血管がしっかりしていれば、そこから栄養を吸い上げる毛乳頭も、幹を築く脳母細胞も健やかに育つという訳ですね。

森も大地もダメージを受ける活性酸素

老化の敵といえば活性酸素ですが、髪の毛も例外ではありません。それどころか、病気の元凶でもあるため、体内で発生した活性酸素をいかに除去するかは、全身の健康状態を維持するためにも非常に重要になってきます。

特に、頭皮や毛球はヒトの組織の中で老化しやすい繊細な組織。活性酸素のダメージを受けやすいということを覚えておきましょう。頭皮が活性酸素を浴びると、頭皮をつくっているタンパク質が酸化してしまい、弾力が失われます。頭皮はやせて薄く、さらには毛細血管も細くなって血流が悪くなるのです。

そうすれば当然、毛球に十分な水分や栄養が届かず、毛母細胞は毛髪を作り出せなくなるということです。

腸内細菌が救世主

1x1.trans 毛髪の「森」を育てるには、「大地」となる頭皮を育てましょう

そんな時も、腸内細菌は活性酸素をやっつけるのに一役買ってくれます。腸内細菌がバランス良く活発に働いている状態なら、活性酸素を消してくれます。

それには、日頃からバランスのとれた食事、良い睡眠、ストレスを溜めないことに気をつけ、生活習慣を整えることが大切です。腸内細菌のスーパー抗酸化力に期待しましょう。

まったく関係ないように見える腸と毛髪ですが、髪を育てる土壌のためには大切な働きをしてくれているのですね!

141

  • このエントリーをはてなブックマークに追加