活性酸素が身体をさびさせ、内側から老化を進めてしまうという話はしましたね。その活性酸素とともに、老化を早めてしまうAGEというものがあります。
一体、これは何でしょう?
そしてどうして老化を促進してしまうのでしょうか。防ぐ方法もご紹介します。
AGEとは?
AGEは「終末糖化産物」といい、タンパク質と糖が熱を加えることでできた物質のことです。活性酸素と同様に強い毒性があり、現代日本の4代疾病「がん・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病」にも関与しているとされています。
逆にいえば、活性酸素とAGEさえ発生させない、または発生しても無毒化できるようになれば、老化のスピードはゆるやかになり、病気になりにくい身体になると考えられるのです。
AGEはどんな悪さをする?
タンパク質と糖が合わさって作られるAGEですが、もともとのタンパク質はキレイなものです。ところが、ここに糖質が加わることによって、べとべとの状態となり、タンパク質は本来の働きができず、血管や組織にベッタリとくっつき、身体の外に出て行きにくくなるのです。
予防するには、白米や小麦粉製品、砂糖などの「真っ白」な食品を控えること。これらはもともと茶色など、色のついたものを加工して作られており、食物繊維をそぎ落としてしまっています。食物繊維を持たない糖質は、吸収が早くなり、血糖値を一気に上げてしまうのです。
AGEが溜まっているか知る方法
やっかいなことに、AGEは体内に溜まりやすいという特徴を持っています。さて、今の段階でどのくらい自分の身体にAGEが溜まっているかを知ることができます。それは、血液検査の結果です。
血糖値の指標に「ヘモグロビンAlc」というのがあるので、これが高ければかなりAGEが溜まっているということになります。ヘモグロビンAlcとは、ヘモグロビンがAGE化する前の物質だからです。
数値が高い人は、薄毛も起こりやすい状態になっているということです。まずは上白糖をきび砂糖や黒糖に変え、白米を玄米にするなど食生活を見直してみましょう。
活性酸素の他にも身体を毒でおかすAGEという物質があったのですね!
血液検査の結果でわかるので、さっそくチェックしてみましょう!
134