『55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由』の著書、藤田紘一郎氏が実体験を元に薄毛のことを書いていらっしゃいます。
それによると、白いごはんが薄毛の原因だったとしています。その訳を詳しくご紹介していきましょう。
糖尿病を患って気付いた薄毛との関係
糖尿病の治療は、食事療法によるところが大きいのですが、主にカロリー計算によるもので、なかなかに難しいものがあるようです。
そして、カロリー制限をしているにも関わらず、急激に体重が減ったり、空腹時に血糖値が500mg/dLになるなど、恐ろしい数字を示したといいます。この高血糖を起こしたのが2回とも夏場だったことから、藤田医師は糖質の摂りすぎと疲れやストレスが糖尿病発症の原因と気付いたのです。
この頃、まだ薄毛は加齢のせいだと思っていたようです。
糖質制限をしたら髪が元気に!
カロリー制限では糖尿病は改善しないと気付いた藤田医師は、色々な文献を調べ、糖質制限に踏み切ります。カロリー総数はあまり気にすることなく、糖質を抜くという方法です。食事のたびにカロリー計算をすることもなく、ストレスも減ったといいます。
糖質制限をしてわずか2週間で、藤田氏の血糖値は90mg/dL まで下がりました。中性脂肪も体重も減り、善玉コレステロールが増えました。何よりも、髪の毛が元気になったといいます。どうしてなのでしょうか?
身体がミイラ化している?
糖質制限で髪が元気になった答えは「AGE」と「活性酸素」です。つまり、糖質を取り過ぎると「AGE」という終末糖化産物が発生し、タンパク質が劣化してしまうのです。糖化したタンパク質からは悪玉物質が大量に出てAGEをたくさんつくってしまうのです。
活性酸素はいわずと知れた体内のサビですね。糖質を摂りすぎることで、身体を自ら老化させているといえるでしょう。老化が薄毛と結びつく可能性は、十分に考えられますね。
白いごはんだけでなく、パンや麺などの糖質が、身体の老化に関係していたようですね!糖尿病と薄毛も、無関係ではなさそうです。
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