ゆっくりミイラ化するなんて、衝撃的な言葉ですね!今回も糖質と薄毛の原因のメカニズムについて検証していきます。
糖質の摂りすぎによってタンパク質と糖質が結びつき、タンパク質が劣化してできる悪玉物質「AGE」は、薄毛にもエイジングケアにも危険な存在なのです。
人体のしくみと食事の関係
人は70%が水分とは言いますが、では他の成分はどうでしょうか。タンパク質が46%、脂質43%、ミネラル11%、糖質はたったの1%なのです。
これに対して食事の主な成分は、糖質68%、タンパク質16%、脂質11%、ミネラル5%となっています。これでは、身体を作っている成分と食事の成分がまったく適合していないことに気付きます。人の身体はタンパク質を主成分としているのに、大量の糖質を入れてしまっているのですね。
怖いAGEの存在
AGEとは終末糖化産物といい、タンパク質と糖質が結びつくことによって最終的に生まれる化合物です。いったんAGEになったものは、もとのタンパク質や糖質に戻ることはなく、これが身体のあちこちに溜まってしまうと、その部分が老化し「スローミイラ化」が起こるというのです。
せっかくタンパク質を摂っても、糖質を取り過ぎることでAGEという悪玉物質に変わり、老化をどんどん進行させます。タンパク質は瑞々しさを失い、ゆっくりとひからびていくように老化するため、スローミイラ化と呼んでいるのですね。老化だけでなく、身体の不調や病気の心配も出てきます。
AGEは頭皮にも溜まる!
当然ですが、AGEは頭皮にも溜まります。髪は頭皮から生えているので、AGEが蓄積した頭皮からは、髪は栄養や水分を十分に得られず、抜け毛は増え、コシのないへなへなの髪になってしまうのです。お肌や髪にスローミイラ化が起こったのを感じた時、身体の外側からのケアでは太刀打ちできません。
AGEをこれ以上増やさない生活、つまり糖質を取り過ぎず、タンパク質を充分に摂ることが必要になってきます。
なんと髪の毛自体もスローミイラ化するというから恐ろしいですね!その薄毛やシワは、AGEが原因なのかもしれませんね〜
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