昔から、ワカメや昆布などの海藻類は髪にいいと言われてきました。日本人の誰もが、髪にいい食べ物だと思っているでしょうが、本当にそうなのでしょうか?
そこに科学的根拠があるのかどうか、調べてみました。
海藻類は本当に髪にいいのか?
ワカメや昆布、海苔などは昔から髪にいい、髪を美しく黒くすると言われてきましたが、果たしてそうでしょうか?
海藻類の栄養素は、食物繊維、カリウム、カルシウム、ヨウ素、各種ビタミン、ミネラルなど豊富です。中でも、髪にいいとされているのは「ヨウ素」と「ミネラル」です。
もちろん、悪影響を与えることはありませんが、ただこれらを摂取するだけで髪が健康になるものでしょうか。
どうして海藻がいいと信じられてきたの?
確かにヨウ素やミネラルは、髪が成長するのに必要です。しかし、他の栄養素も同じように必要で、これだけ摂取すれば髪が黒くなったり、髪がつやつやになったりするというワケではないのです。
これは推測ですが、恐らくこのヨウ素やミネラルという、髪の成長に必要な栄養素があることと、ワカメなどの海藻類が、黒々として日本人の豊かな髪を連想させることから、髪にいいと信じられるようになったのだと思われます。
海藻類と同じように、サプリメントもある特定の成分だけを摂っても、髪が育ったり黒くさせるということには科学的根拠がないそうです。
「それだけ摂ればいい」という考えはやめましょう。
食生活は大切
とはいっても、髪を育てるのに栄養のバランスは大切です。例えば極端な食事制限によるダイエットをすると、成長期の髪に障害を起こし、脱毛したり脱色したりします。
栄養が不足すると、メラニンの原料物質が欠乏するために起こりますが、栄養状態が良くなれば元に戻ります。
日頃から、栄養のバランスを考えて、適量を食べることが、髪の健康に一番いいことを覚えておいてくださいね!
髪にいいからと、海藻類ばかり食べても髪は健康にならないのですね!
海藻類も必要ですが、他の食べ物とバランスよく食べ、内側から健康になることが、なによりも大切なようです。
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