薄毛や脱毛に悩むと、ヘアケアを重視したいものですが、一体どういうケアをしたらいいのでしょうか?
毛髪の健康は、頭皮の健康ですから、本来なら生活習慣から改めなくてはならないところです。規則正しい生活と、バランスの取れた食事、充分な睡眠の他には、とにかくシャンプーが第一!
その理由をご紹介しましょう。
どうしてシャンプーが大切?
毛髪は皮膚の角質や爪と同じ「ケラチン」というたんぱく質でできています。乾燥すると傷みやすくなるので、皮脂腺から出る皮脂が毛髪の水分蒸発を防ぎ、光沢としなやかさを保っているのです。
つまり、皮脂は保湿の役割をしているのですね。けれども、この皮脂も2~3日たつと汚れが付き、頭皮の常在菌を繁殖させ、さらに空気によって酸化して変質してしまいます。
変質した皮脂は、頭皮の刺激物質となってしまい、毛髪の育毛に悪影響をもたらしてしまうのです。だから、頭皮は清潔に保つことが大切なのです。
シャンプーの選び方
最近では、シャンプー剤に含まれる合成界面活性剤が頭皮の健康によくないことも知られていますが、どんなシャンプーを選べばいいのでしょうか?
例えば、皮脂の分泌が盛んで男性ホルモンの活動が盛んな若い男性は、洗浄力が強めのシャンプー、25歳以上で皮脂は少なく、肌も荒れ気味な女性は弱酸性などのシャンプーを選びます。
また、フケの悩みには、ジンクピリチオンや硝酸ミコナゾールなどの配合された専用のシャンプーがありますので、自分のタイプに合ったものを選びましょう。
トリートメントの役割
毛髪は皮膚の内側で生まれ、皮膚の外に押し出されてくることで伸びていきます。
ですから、皮膚の外に出てきた毛髪には栄養などを内側から届けることは不可能なので、1度傷んだ髪は治ることがありません。
これを修復するのはトリートメントで、毛髪の傷んだ部分を埋めるように付着し、補修してくれるのです。それだけでなく、シャンプーによって失われた油分を補ったりしてくれます。
ヘアケアといっても、何をしたらいいのかわからない…と思っていた方、正しいシャンプーが一番の早道だったのですね!
髪が傷んでいるならトリートメントも有効なんですね!
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