東洋医学には、ツボという考えがあります。血液が滞ることでおこる身体の障害を取り除くために、滞った場所に圧を加えて流れをスムーズにするのですね。
抜け毛にも効果的なツボがあるので、ご紹介します。
抜け毛や脱毛症に効果的なツボ
それでは早速、脱毛に有効なツボをご紹介しましょう。
・百会(ひゃくえ)
両耳の上端からまっすぐ上に行った線と、眉間の真ん中から上がった線が交差する頭頂部。身体全体のいろんな経路が集まっているので、応用範囲が広いツボ。
・痛天(つうてん)
百会から左右両側に指一本分程度ずれた場所。頭皮の血行をよくして、抜け毛の進行をゆるやかに。
・天柱(てんちゅう)
襟足の生え際の両側にある2本の太い筋肉の外側にあるくぼみ部分。頭部の血行をよくし、頭痛など頭部の症状にも効く。後頭部の抜け毛に効果的
・風池(ふうち)
天柱の1㎝ほど外側上方にずれた場所。円形脱毛症や後頭部の抜け毛によい。
・関元(かんげん)
へそから指三本分ほど下の場所。腎経と肝経、抜け毛に関連する2つの経路が交差すると言われるツボで、抜け毛や円形脱毛症以外にも応用範囲が広い。
・合谷(ごうこく)
親指と人差し指の付け根で骨が交差するところ。気血が湧き出るとされ、全身の幅広い症状に。脱毛症や頭皮トラブルにも効果が。
・陽池(ようち)
手の甲を上にし、手首を反るとできる手首の横ジワの真ん中あたり。少し窪んでいる場所。抜け毛や円形脱毛症に。
効果的なツボの押し方
ツボを見つけるのは難しいですが、押してみて痛気持ちいいと感じる場所がツボです。
家でできるツボ押しの方法としては、自分の親指の腹を使いましょう。お灸やローラー針などありますが、指圧の方が副作用の心配もなく安心です。
ツボが見つかったら、少し痛みを感じる程度に強めにプッシュし、そのまま5〜10秒押します。指をパッと離してひと呼吸置き、また同じようにグッと押します。これを5分程度続けましょう。
ツボ押しはいつ行っても構いませんが、食後すぐは消化不良となる可能性もあるため、食事の後は30〜40分は行わないでください。
また、せっかくツボ押しをしてもすぐにお風呂に入ると効果が半減すると言われています。発熱時、妊娠中の腹部指圧も避けましょう。
脱毛に効果のあるツボもたくさんあるのですね!地道ですが簡単に気が付いたらできる方法ですので、試してみてくださいね!
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